ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

出産レポ その3 陣痛って何がしんどいのか分かってなかったっス!

しんどいのは当然分かってたけど、いまひとつ「何が」そこまでしんどいのかは分かってなかった私。

まず「どこが」痛くなるのかもよく分かってなかったんです。

子宮が痛くなるのはわかってるんですが、妊娠中って子宮がめっちゃ大きくなって普段は胃がある辺りまで広がってます。
その全体が痛いのか、本来子宮がある辺りのみが痛いのか謎でした。

私の場合は「本来子宮がある辺りのみ」が痛かったです。
あと腰。
腰が痛くなるのは知ってましたが、妊娠中に発症した腰痛とのダブルパンチで死ぬかと思いました。

で、陣痛って子宮口が完全に開くまでが戦いなんですね。もう段々痛みが強くなって、段々間隔も短くなって、そのうち「ずっと痛いんですけど」になる。
これが数時間続きます。

私は最初に痛くなってから全開まで7時間くらいだったでしょうか。
その中でも「マジで死ぬ」くらいに思ったのは3~4時間位だったと思うので、これが半日とか1日とか続いた人は本当に地獄だったと思います。みなさんお疲れさまです。


さて、2分間隔が徐々に狭まっていき、最初は30秒ずつぐらいだった痛い時間も徐々に延びていき、痛みも強くなり……。

私の場合は痛みが来ると同時に全身が震えました。

でもこれでガチガチやってると助産師さんに

「息をゆっくりふーっと吐くんだよ~」

と言われます。

最初は

「できません!」

て感じでしたが(とはいえそれを言う余裕もない)、言うとおりにしてみると多少は楽って言うか、全身の震えが下半身のみに。この方が体力も消耗しないしよかったです。ただし、下半身の震えが半端なく、アメリカのホラー映画なんかで悪魔に憑かれた人みたいになりました。


あとは本当はこの段階で赤ちゃんはお腹の真ん中くらいに来てないとダメなんですが、うちの人はめっちゃくちゃ右の方にいました。

「赤ちゃんがここにいるとお産が進まなくて時間かかるかも……」

とか言われて軽く絶望……。

痛みが来る度にお腹をさすって

「いつ出てきてもいいから真ん中に行って~!」

とお願いをしました。途中助産師さんの提案で四つん這いになったりしましたが(これがまた死ぬほどしんどかった)効果なし……。

そうこうしているうちに陣痛の間隔がなくなってきたっていうか、あるけど痛い時間がほとんどで痛くない(あ、それでも全く痛くないわけではないです)タイミングが数秒みたいな状況になり、ナースコールをしました。

これが夜中の2時くらいでしょうか。

子宮口を見てもらったら全開ということで、赤ちゃん右寄りのまま分娩室へ。

一瞬の痛くないタイミングを見計らってでした。

ちなみに陣痛室にいる間ずっと

陣痛→痛み落ち着く→寝落ち(気絶?)→陣痛で目覚める→痛み落ち着く→寝落ち→陣痛で目覚める

を繰り返していました。

夫はと言いますと、最初は陣痛室にもいてくれて私をさすったりトントンしたりしてくれましたが、しばらくかかりそうだったので四つん這いの後くらい(夜中の11時頃かな?)に病室に帰ってもらいました。

1分おきにヒィヒィ言っては寝落ちしてる人の横にいても何ができるわけでもないし、夫も体力消耗するだけですからね。少しでも寝て本番に備えてもらおうと。

ただ、そうだろうなとは思いましたが夫は一睡もできなかったそうです。ベッドに横になっただけ。まぁそれだけでも一晩私に付いてるよりかはマシかな?

その4に続きます。