マイケル・シーン祭りとデヴィッド・テナント祭りを同時に開催しておりまして、今回はマイケル・シーン編です。
【あらすじ】は、昨今の国際情勢を鑑み割愛します。
主演はキャリー=アン・モス サミュエル・L・ジャクソン、そしてマイケル・シーン。シーンさんは基本的に拷問されていました。
基本的には主演の三人のみで展開する、動きの非常に少ない映画です。ただ、作中で事件解決までのタイムリミットが設けられているので常に画面は緊迫した空気だったことと、主演は三人とも実力のある俳優さんなので退屈することなく見ることができました。
一言でいうと「人間のイヤーな部分を描いた映画」でした。
ホントに人間ろくでもねぇなっていう。そこはすごく描けてた思います。あの状況になったらあぁなるよね。
ただ物語の終盤の「最大限に人間の胸糞悪さが出てくる」展開に持っていきたいがために細部を犠牲にしてあって、それが残念というかリアリティが完全に損なわれていてもったいなかったな。
でもその「細部」をちゃんと描くと今度は制作サイドが持っていきたかった展開にはどう頑張ってもならんもんだから、そっちを犠牲にしたんだろうね。
「限られた時間内での事件解決」や「胸糞悪い展開」が好きな人にはお勧めします。
特に胸糞の方は容赦ない映画でした。