ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

積読解消月間 第11回『BAR追分』『オムライス日和』『情熱のナポリタン』伊吹有喜

全部で3冊ある『BAR追分』シリーズです。 これはねぇ、読んでるとお腹がすきますね。 この本のせいでオムライスとナポリタン作る羽目になったからね! 読みやすくて面白かったですが、主人公に信じられないくらい魅力がありませんでした。人間、ここまで世の…

積読解消月間 第10回 『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信

前回の投稿からひと月ほど空いてしまいました。 風邪ひきあるあるですが、家族が一人一人順番に風邪をひいていき、一回りしたらまた最初の人がぶり返して……を繰り返していました。 やっと落ち着きました。しかしそんなだったので、ループが始まる前に読み終…

積読解消月間 第6回『毒島刑事最後の事件』中山七里

『作家刑事毒島』の続編ですが、所謂「前日譚」で毒島がなぜ警察を辞めて小説家になったのか、が描かれています。 毒島というキャラクターが善と悪のスレスレのところを攻めてます。つーか、善でも悪でもないんですよね。本文にも書かれているのですが、そう…

積読解消月間 第5回『短篇七芒星』舞城王太郎

舞城王太郎制作のアニメのスピンオフ的な小説だということをさっき知りました(この記事を書くためにウィキペディアを見たらそう書いてあった)。 そんなにたくさん読んでるわけではないんですが、好きな小説家です。 タイトル通り7本の短編が収録されていま…

積読解消月間 第4回『ある男』平野啓一郎

ネタバレと言えるかはビミョーですがラストの展開にちょこっと触れているので未読の方や映画をまだ観ていない方でそういうのが気になる方は読まないでください。 主人公は弁護士で、過去の依頼人から「事故で夫が死んだので絶縁してた夫の親族に連絡を取った…

積読解消月間 第3回『犯罪小説集』吉田修一

実在の事件が元になっている小説。全部で5話収録されていますが、記憶に新しい事件が多くて生々しいです。が、もちろん小説なのでモデルは分かっても全く別の話に昇華されています。 とても面白いんですが、実は4話目の『万屋善次郎』を途中まで読んで止まっ…

積読解消月間 第2回『コンビニ人間』村田沙耶香

第155回芥川賞受賞作です。 すんごく前に買ってやっと読みました。 滅茶苦茶面白くて、でも全体的に薄ら怖い作品でした。 主人公はサイコパス的な性質の持ち主でまぁまぁ異常(しかし「普通」にふるまおうと努力はしている)です。コンビニの一部であること…

積読解消月間 第1回『作家刑事毒島』中山七里

積読がいよいよやばい感じになってきたので、ここのところできるだけ空いた時間は本を読むようにしています。 さりとてブログ放置も良くないので超簡単に感想を書いていこうと思います。ちなみにミーハーなので映像化作品の原作とかがほとんどだよ! 今年に…