ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

5分間ベビーシッター

つい先日、20年来の友達と遊んだ時のことです。彼女には現在2歳0か月の息子がいて、前会った時は乳飲み子だった彼もイヤイヤ期全開の立派な幼児へと成長を遂げておりました。
で、です。2歳児は結構はしゃぎまくっていたので途中で寝てしまいました。彼が寝てからしばらくウィンドウショッピングを楽しんだあと、彼女は私に彼を任せてトイレに行きました。

「今はまだ起きないでね。ママが帰ってきてからにしてね」

と私が思ったのがいけなかったのか、彼はしっかりと目を覚ましました。ぴくっと足が動いたと思ったら、ご自分でバッとベビーカーのひさしを上げ、寝ぼけ眼で大きな欠伸をひとつ。そして近くにママがいないことに気づき、

「ママは?」

と私が恐れていた質問を投げかけてきました。もう2歳児。されど2歳児。いつも一緒にいるママの言うことなら多少理解できるかもしれないけど、初めて会ったに等しい知らん人間の言葉なぞどこまで理解できているかは怪しいというかほぼ理解できていないと捉えるのが妥当な状況。

「ママはトイレ」

と答えたけれどどこまで通じているか……。
それから10秒おきくらいに繰り返される

「ママは?(正確にはママ? の一言のみ)」

恐怖!

ずっと

「ママはトイレ」

とか

「ママはすぐ来るよ」

とか答えていましたが、たぶん通じてないし、いつ泣き出すか冷や汗ものでした。
このやり取りを5~6回繰り返したころに彼女が戻ってきて事なきを得ましたが、いやー、焦ったよね。

それと同時にママって大変だなぁと心の底から思いました。だってこんな感じじゃどう考えても普段はゆっくりトイレにすら行けないわけで……。
本当に、全世界のママさん・パパさん(ちゃんと自分も育児してる人ね。育児を「手伝ってる」人ではなくて)を心の底から尊敬します。感謝します。私を育ててくれた母にも感謝します。と、同時に、これから産むかもしれない身としては身が引き締まる思いです……。
大変だァ。