ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『最愛』第6話 ネタバレ感想+妄想考察

いつもながら全くもったいぶらずに答えをくれますよね。全部じゃないけど。

 

 

各話のネタバレ感想と考察はこちら

第1話~3話

第4話

第5話

第7話

第8話

 

 

梨央と大ちゃん

梨央と大ちゃんの別れの抱擁は切なかったなぁ。お互いにまだ好きなのに。大ちゃんの「勝手に決めんな!」ってグッと来たなぁ。

「困った誰か」じゃなくて「梨央だけを助けたい」と思ってしまった大ちゃんはもはや自分は警察官ではないと思って辞職。梨央も結局自分の周りで何かしらの大騒ぎが起こってしまい(たぶん梨央自身はなにもしてない)諸々の責任を取って社長を退任して、最後2人で白川郷に帰って陸上部の寮の寮夫さんと寮母さんやるってどうよ。2人が幸せになるにはこれしかないよ! 大ちゃんは梨央と優の2人が大好きだったと言ってたので、優がいてもいいね!

 

・昭さん

昭さん犯人説はこれで消えましたね。いや、「説」って私が言ってただけですけど。

やっぱり優に落とされた段階では生きてたんですね。そして本当にただ息子の最後を知りたかったんですね。

でも「ずっと調べ続けてやっとわかったけど、やっぱり康介と最後に話したんはあんたしかおらんのや」って、どう調べて分かったんでしょうね?

長嶋君と青木さんにも会ってるみたいだし、きっとほかのドラッグパーティー仲間にも話を聞きに行ってそこでの話を総合したんでしょうけど、ということは長嶋君か青木さんのどっちかは康介が梨央を襲いに行ったことを知ってたってことですよね? たぶん。

この前の長嶋君の感じではその辺のことまでは知らなさそうで、今回の青木さんの「もう連絡しんといて、昔のこと思い出したくない」って反応は何か知ってそうな、知ってるけど思い出したくなさそうな印象を受けました。

青木さんはまだ出てきそうですよね?

 

・優

やっぱり殺してなかったね。よかったよかった。

しかしまだ説明されてないのが、昭さんに渡した500万円です。

何のために渡したのか? 梨央の為に自分の独断で渡したのか?それとも誰かの指示で渡したのか? それなら誰の指示だったのか?

何のために渡したのかとか警察が調べないわけないと思うんですけどその話は一切出て来なかったし優に聞いてるシーンもなかったように思います。加瀬さんもそこを優に聞いたりはしてなかったですよね。ここは単にお金を渡していたことを加瀬さんは知らなかった可能性もありますが、逮捕されたときにある程度情報は開示されるものなんじゃないの?

ただ、ここでこの話が伏せられるということは500万を用立てした人間がたぶん昭さんの殺害犯なんだろうなぁ……。ということはやっぱり梓さんなのかなぁ。昭さんの遺留品から万年筆出てきたし。昭さんの頭部外傷が相当低い位置だったのも背の低い相手が殴ったからって可能性が高いですよね。

 

・加瀬さん

紳士な加瀬さん。加瀬さんは梨央に想いを伝えることはないんだろうなぁ。

どっちかっつーと「刑事の身分を捨てででも梨央と優を守ろうとした」大ちゃんに梨央のことを任せて自分は身を引きそう。本物の愛だね。仲良く家に帰る梨央と優を見る目が凄く優しくて嬉しそうでよかったなぁ。

梨央が退任した後結局加瀬さんが社長に就任してそう。そんで創薬事業成功させそう。

 

・藤井くん

藤井くんは何も知らなさそうですね。そんなに過去に後ろめたいことを引きずっている感じではないというか。岡山天音がこの程度のキャラで終わるはずがない! と思ってましたが、ミスリードキャラなのか? でも学生時代と随分キャラが変わってる感じが、やっぱり何かあるのかなぁ。まぁいつまでも学生時代のノリではいられませんけどもね。特に警察官なんかやってたら余計そうでしょう。知らんけど。

 

・橘さん

そして橘さんは渡辺康介の被害者だったんですね。渡辺康介の被害者なのは分かったとしてそれでどうして真田家を恨んでるのかな。というか、今日の言動からは橘さんは「真田家を」恨んでるというよりかは「梨央を」恨んでいるっていうように感じました。「真田ホールディングスの裏」ではなく「真田ウェルネスの裏」を暴くって言ってたし。

なので最初は「真田家を恨んでいるのは被害を訴えたのにドラッグとの関りを疑われるような記事を書かれて、しかもそのどさくさに紛れて実家の旅館を真田ホールディングスに乗っ取られた」とかかなと思っていたのですが、梨央個人を恨むような何かがあったのかなと思います。それに旅館を真田ホールディングスに乗っ取られたなら梓さんの上げ記事なんて書けないだろうし(ミッチーから情報貰うために嫌々やってた可能性もあるけど)。

ただ、多分なんですが橘さんが新聞社を退社してフリーランスになったのって梨央がウェルネスの社長に就任したからなんだろうと思います。

梨央のことは「白川大学の陸上部寮の寮夫の娘」とか「渡辺康介の被害者の女子高生の女の子」として覚えていて、真田家の人間だとは知らなかった。就職してからも梨央のことは知らずに梓さんの上げ記事を書いていて、社長就任の時に「あ! あの子!」となったんじゃないかな。そんで自分と比べて怒りがフツフツと湧いてきたと。梓さんの上げ記事なんてもう書けないし。

ただ、梨央が康介の被害者だと知ってるってことはドラッグパーティーの夜に橘さんもいて、しかも梨央を襲おうとしていたのを知ってる必要がありますけども。

梨央の上で血まみれで倒れてる渡辺康介を発見(ただし梨央が最初の攻撃をしたと思っている可能性アリ)。事情を察して康介に留目を刺す。達雄パパ帰宅そして目撃。梨央を着替えさせたりするのを橘さんに任せて達雄パパは死体遺棄へ向かった。とかがあったのかしらん?

でもこれで梨央を「恨む」ことにはならないよなぁ……。ただ、もしもここで書いたようなことがあったなら大企業の創業者一族の娘として若くして社長となり華やかな世界で生きている梨央と自分を比べて「同じことをされて自分は人生壊れたのにあの子はどうして……!」って許せなくなったって可能性はあるよな。

ラスト、なんか梨央のことを刺しかねない表情で現れましたけど何を聞きに来たのかな。真田ウェルネスの裏金のことなのか、渡辺康介事件に関することなのか……。

 

・ミッチー

ミッチーと政信のパワーバランスが分かって面白かったです。顎をクイっとするだけで政信を追っ払えるんだ。ミッチーすごいじゃん。

梨央から今後の進退の話と、梓さんから全幅の信頼を置かれていることを聞かされた時にすんごい高笑いしてたけど、あの笑いは何の笑いなんだろう。

普通に見てると梨央に「優の処遇によっては社長を退きます」って言わせたことによる勝利の笑いって感じでしたが……。

梓さんの「後藤さんは会社の為に命を懸けてくれる人だから安心して背中を預けなさい」って言葉に反応したようにも思えて、どっちなのかなと思います。

しかも梓さんの言葉に反応したんだとしたら信頼されてることが嬉しかったのか、そんなに信頼してるのに会社を任せてくれなかったことへの怒りなのか。

この笑いがどの意味だったかによって今後のミッチーの役割が変わって来そうですね。

 

①ただの勝利の笑い→今まで通り梨央を敵視しつつ会社に尽くす。

②信頼されてることが嬉しかった→多少梨央への態度は和らぎ今まで通り会社に尽くす。

③怒りの笑い→会社や梓さんに可愛さ余って憎さ百倍。「こんなに尽くしてるのにそんな言葉で丸め込もうなんて……しかもあの人は会社の為に命もかけてくれるだと? それならいっそのこと会社ごと破滅させてやる! 自分がヤバい立場になろうと知ったことか!」の精神で自分が握っている真田ウェルネスのヤバいネタを橘さんに渡して会社を窮地に陥れようとする。

 

さて、ミッチーはどう動くのかな。