ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

ブラックリスト シーズン5最終話までのネタバレを含むレッドの正体についての考察

※『ブラックリスト』シーズン5の最終話までのネタバレを含みます!




ネタバレを先に読んでから観たりしているせいで、素直な目では見られていない『ブラックリスト』。ネタバレだけ知っててシーズン5は観てないので観方としてはよろしくないんでしょうけど、先が気になるんだもん! DVD発売は12月のようだし、やっぱりスーパードラマTVに再加入しなきゃダメかなぁ。昔ケーブルで加入していた(安かった)のですが、引っ越しで対象外の地域になってしまったので泣く泣く解約したんですよね……。
 
今まで観てきた「レイモンド・レディントン」は、本物のレディントンではないことが分かり、例の骨こそが本物のレイモンド・レディントンだということが分かりました。
とはいえ、ここがポイントなのですが、例の骨のDNAは一体どのDNAと比較したの? ってことです。クーパーが使ったシャツの血と比較したっつてもどうやってFBIに保管されてるようなサンプルを手に入れたのかとか疑問がありますし、だいいち、このドラマには何回か「偽造されたDNA鑑定書」が出てきているので、非常に怪しいですよね。それにリズが自分で行ったDNA鑑定でもないですしね。
 
 
1)エリザベス(リズ)の父親は誰か
 
リズは偽レッドが自分の本当の父親だと思っていましたが、なんでかというとクーパーが「レイモンド・レディントンの血液」とリズの血液をDNA鑑定にかけて親子関係を証明したからです。
が、この「レイモンド・レディントンの血液」が結構曲者で、本当に「本物のレディントンの血液」かどうかは分からないのです。
なんでもクーパーとレッドは昔一度だけ一緒に仕事をしたことがあって(対面はしなかった模様)、その際レッドはどっかの国のスパイに拉致されて10日間くらい拷問を受けて、何とか生きて戻ってきたときのシャツについてた血だかなんだかなのです。
でもさ、これって誰の血か正直分かりませんよね。帰ってきた「レイモンド・レディントン」の血だという証明はないわけで、なんなら戻ってきた人が「レイモンド・レディントン」かどうかの保証もないわけで。
ただまぁとにかく、このシャツについてた血の持ち主がリズの父親なわけです。
 
で、クリエイターのジョン・ボーケンキャンプは「レイモンド・レディントンがリズの本当の父親だ」とインタビューで明言しているようです。さらには「今まで観てきたレッドは偽物のレイモンド・レディントンだ」とも言っています。つまるところ、やっぱり例のシャツの血の持ち主はレイモンド・レディントンで間違いなく、偽レッドはリズの父親ではないと。むーん。
で、やっぱり問題は例のシャツの血と骨DNAが一致したのかどうかってところなんですよ。
それプラス、父と娘でないならレッドとリズの関係は何なのか、レッドはなぜあれほどリズを愛しているのか。