ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

エレメンタリー シーズン2第十二話 『マレフィセント』 ネタバレ感想

感想を書く順番が前後してしまいました。
溜まっていた録画を観ていて順番を間違えちまったのです。

シャーロックがアイリーンもといモリアーティと文通していることが(視聴者に)発覚するシーンから始まります。お互いになんだかんだ言って相手を一番の理解者だと思っている模様。

で、シャーロックは今回誘拐事件を解決します。 
富豪が殺害され、さらにその娘が誘拐され、脅迫電話がかかってきます。要求してきた額は破格の5000万ドル。その脅迫電話の主が「モリアーティ役」をやっていたのと同一人物だと気づくシャーロック。モリアーティの部下がモリアーティの指示なしにこんな大きな犯罪を犯すはずがないと考えたシャーロックは、アイリーンに会いに行きます。しかしアイリーン「誘拐は私の趣味じゃないの。芸術的じゃないし」と関与を否定します。それどころか上手いことを言って捜査チームにコンサルタントとして参加します。
シャーロックは当然反発します。アイリーンが捜査に参加するのは部下に指示を出しやすくするためだと。しかしアイリーンが部下に指示を出している証拠を掴もうと捜査していく過程で、アイリーンは実は被害者だということに気づきます。
誘拐された富豪の娘は養女で、アイリーンが実の母親だったわけです。
産んだはいいけど自分にはとても赤ん坊を育てるなんてことはできない。で、実の娘の幸せを願ったアイリーンはお金持ちの夫婦に娘を預けたわけです。

そりゃあ、世界最高峰の犯罪コンサルタントの隠された娘なんて、すさまじい弱みですよね。で、それを知ったアイリーンの部下が、飼い主の手を噛んでみたわけです。
で、当然ながら激怒したアイリーンは自分の手を切ってまで脱獄して影武者をとっ捕まえて「簡単に死なせてやる気はないわ」と恐ろしい宣告をするのでした……。


この話、結構好きでした。
突っ込みどころは色々あるんですけどね。
いくら最大の弱みを握ったからってモリアーティくらい恐ろしく頭の切れる人間を敵に回すようなマネするかよ? とか。誘拐って失敗しやすい犯罪なんだぜ、とか(だからアイリーンもやらないって言ってますよね)。影武者とはいえモリアーティが「モリアーティ役」を任せるくらいの相手がそんなことも分からないなんてことないでしょうよ、とか。モリアーティがうっかり妊娠なんてヘマするか? とか。妊娠しちゃったとして生むことを選択するかね? とか。

でもいいの! なんかそういうの好きなの! 娘の存在だけがアイリーンを人間にする、とか、そういう設定大好物なの!

今後アイリーンはどうなっていくのかなぁ。彼女を主人公にしたスピンオフとかあったら面白そうですけどね。