シーズンフィナーレが近づいてきた今回はクリフハンガーで終わりましたね!
今回のフィナーレの主題は、シャーロックが自分にとってのジョーンの価値を思い知るまでのプロセス、ってところでしょうか。
依存症の会の会合で、シャーロックが「自分にとって一番危険な状況は、対等な者がいない現状だ」と告白します。
なんとか人間関係を築いているけれど、それでは満たされず、それがドラックへの誘惑になるんだそうです。
とかなんとか言って余裕ぶっこいてたら、マイクロフトがロンドンからやって来て、あろうことかジョーンに「付き合っちゃおっか、俺たち」とか言っちゃうもんだからもうシャーロックは大変ですよ。嫉妬むき出しでマイクロフトのお店に乗り込んで「ジョーンに手を出すな」と言いに行きます。「相棒として有能だから」云々。マイクロフトからは結構鼻で笑われてましたね。
個人的には友情というか、人間としてジョーンを大切に思ってるというのならいいんですけど、ちょっとでも恋愛の雰囲気を漂わせては欲しくないのですが……。どういう方向に行くんでしょうね。
で、マイクロフトに釘を刺しに行ったシャーロックは、前に来た時と同じ席に座っていた男が、何やら怪しい小包を受け取っているのを目撃します。店に怪しい男が入り浸ってると訴えてもマイクロフトは「常連なんだろ」とけんもほろろ。
ダメだこりゃとばかりにシャーロックはその男の素性を調査し始めます。結果、フランスの闇社会の大物、ギョーム・デソトであることが分かるわけです。デソトはマイクロフトの店・ダイオジニーズをNYでの本拠地にしている様子で、シャーロックは「マイクロフトが底抜けのアホか奴らと共犯かのどっちかだ」と息巻いています。
一方のジョーンは、マイクロフトからの申し出を受けるかどうか悩みに悩んで、シャーロックの家を出ることを決意しました。そうやってマイクロフトと付き合うんだって。ジョーンのすごいところは告白されててもしっかりシャーロックが「怪しい」と言っていた男の写真を撮っていること。ギョームのほかに、連続殺人犯かもしれない男がいることを自力で突き止めます。だから、シャーロックが建前で言ってるだけではなくてジョーンは本当に探偵には向いてるんでしょうね。
このマイクロフトからの誘いって、裏があるんじゃないかとかちょっと勘ぐっちゃいますよね。シャーロックをロンドンに連れ帰ろうとしてたわけだし、そのためにジョーンを遠ざけたかったとか。
マイクロフトとの関係を始めてみることに決めたジョーン、「マイクロフトとディナーだけど一緒に行く?」とシャーロックを誘いますが、シャーロックは断ります。のみならず、「自分にはジョーンが必要だからマイクロフトのところに行かないでほしい」という趣旨のことを「だーかーらー何でお前はそんな言い方しかできんねん!」と言いたくなるような言い方で伝えます。が、ジョーンからは「あなたがそんな風に言うのって、気分がいい時だけよね」と冷たく言われてしまいます。
もうね、「おーまーえーはーあーほーかー!」と。なんで素直に言わへんねん僕のそばにおってと。恋愛っぽい感じになるのは嫌ですが、この素直にならないシャーロックにもマジでイライラします。
で、ディナーデートに出かけたジョーンですが、マイクロフトが現れなかったので代わりにデソトと会っていた男を尾行することにします。そしてなんと裏道で誘拐されちゃったのでした……。
シャーロック、マジで後悔するでしょうね。
メインの事件の方の現場でくすねたドラッグ隠しちゃってたけど、ジョーンが誘拐されたとなるとドラッグどころではなくなりますね。なんでマイクロフトはデートに現れなかったのかとか、気になるところです。
そうそう、メインの事件ですよ。メインの事件と言いつつ明らかにオマケのような事件でした。