ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

「なんで洋楽を聴くのか」論争

ちょっと前にテレビで、ブラマヨの吉田さんが
「なんで女は洋楽とか韓流とか歌詞が理解できひん音楽を聴くねん」
と言って道端アンジェリカさんにボコボコにされていました。道端さんは
「歌詞のない音楽だってあるでしょう? 音楽を聴くときはその「音」を聞いてるのであって、それが理解できないのなら音楽なんて聴かなくていい!」
とおっしゃっていました。ごもっとも。

ここまでキツい返事はしなくとも、洋楽を好んで聴いてると「なんで歌詞が理解できないのに聴くの?」と、一度は誰かに言われ、何らかの理由を出さなければいけない状況になります。

まぁ単純に「歌詞に重きを置くか、音に重きを置くか」の違いだけではあると思うんですがね。

一番しっくり来るのは「私が貪欲だから」かなぁと思います。

言語で音楽を分けるって勿体なくないですか? 全世界にどれだけの音楽が存在しているか私は知りませんが、多分日本語で歌われている音楽の比重は全体に対してそんなに重くないですよね。
世の中にはほんっとーに沢山の音楽が溢れているのに、「日本語でない」だけの理由で聴かないなんて、そんな勿体ないマネしたくないのですよ。そうやって言語だけで切り捨てた音楽の中に、どれだけ素晴らしいものが混じっているか! 考えただけでも恐ろしいです。

他にも、「歌詞が理解できない」ことを聞かない理由とする人は「ここ!このギターソロがたまらんねん!」とか「イントロに入るなんかわからん電子音がグッと来んねん!」とか、そういう聞き方もしないのだろうなぁと思うと勿体ないなぁという気分になります。

まぁだから、「洋楽を聴く」のではなく「ただただ音楽に対して貪欲なだけ」と思っていただきたいですよね!


歌詞重視で聴くのか、音重視で聴くのか、どっちが正しくてどっちが間違ってるってことはないと思うので、「なんでそんなん聴くん?」とは、聞かないでくれると嬉しいな。

「ただただ好きなだけ」やで!


※ここでは歌詞のある音楽についてだけ書きました。インストゥルメンタル曲に関してはまたちょっと違うだろうと思うので。
※2 私が聴くのは割合的には洋楽が多いですが、日本語のものも普通に聞きます。