ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

ピーター・ガブリエルの好きな曲トップ5

1993年のアルバム、”Republic” 以降、ニュー・オーダーピーター・ガブリエルのリアル・ワールド・スタジオでレコーディングをしています。確かにこの2組、割と1980年代当時の音楽性は近いものがあったのではないかと思います。
ピーター・ガブリエル(正確には「ゲイブリエル」が正しいですが、あまり一般的ではないのでガブリエルと表記します)は、ジェネシスの初代ボーカルでしたが、1975年に「プライベートな理由」により脱退し、以降はソロとして活動しています。しかし、ピーター・ガブリエルの時代から “Invisible touch” って、どう変遷したらそうなれるんだろう……。

1. Red rain
基本的にこのランキングはランキングと言いつつあんまり中の曲への気持ちに差がないのですが、ピーター・ガブリエルのこの曲に関しては突き抜けて好きです。
3~4年前に田辺誠一さん、二階堂ふみさん、阿部サダヲさんが出演されていた舞台、『八犬伝』のTVCMに使用されていました。
この「赤い雨」とはワインのことらしいですが、そもそものアイデアでは「血の雨」だったそうです。
1986年の大ヒットアルバム “So” からのシングルです。

2. Stream
アルバム “Us” からのシングルで、1993年にイギリスで10位、アメリカで32位を記録しています。
夫が中学生くらいの頃に初めて買った洋楽のアルバムがこの “Us” だそうです。いくらなんでも趣味が渋すぎやせんか!? と言ったところ、テレビで偶然この曲を聴いて好きになってしまったと言ってしました。
こちらはファンク・ロックに仕上がっています。

3. Shock the monkey
1982年に全英最高58位、全米最高29位を記録しています。アルバム “Peter Gabriel 4” からのシングルです。ニュー・ウェーブサウンドがガッコいい一曲。
「サルにショックを与える」というショッキングなタイトルですが、歌いだしの歌詞によると、「サルにショックを与えて、命を与えよ」ということのようです。電気ショックのことかな? ピーター・ガブリエル本人によると、ここで言う “Monkey” はおサルさんのことではなく、”Jealousy”、つまり嫉妬のことだそうです。ただ、「嫉妬にショックを与えて命を与えよ」ではやっぱり変なので、「嫉妬に狂った自分にショックを与えて、生き返らせよ(やり直せ)」って言うことなのかな?


4. I have the touch(1996 version)
そもそもは1982年に発表されたシングルで、”Peter Gabriel 4” に収録されていますが、こちらは映画『フェノミナン』のサントラ用にセルフ・リミックスしたバージョンです。『フェノミナン』のサントラほか、”Hits” にもこちらのバージョンが収録されています。
初めて聞いたピーター・ガブリエルの曲なので、結構思い入れがあります。オリジナル・バージョンも好きなんですが、こちらの方がより尖っていてメタリックで好きなのです。
オリジナル・バージョンはもう少し自己主張が弱い感じです。

5. Solsbury hill
1977年のソロ・デビュー・シングルです。全英最高13位を記録しています。とてもシンプルなフォーク・ポップ・ソングです。ジェネシスがそもそもプログレ・バンドなので、プログレからこの方向性っているのは結構意外だったのではないでしょうか。
『ソルズベリー・ヒル』とは、イングランドのウィルトシャー州の州都の「ソールズベリー」のことではなく、サマセット州にある丘のことだそうです。ピーター・ガブリエル本人がこの丘に登った時のことを歌っている模様。