ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『初恋の悪魔』第8話 ネタバレ感想と考察など

おー? ちょっと話が変わってきましたね。

 

署長が一連の事件の中心人物であることは変わりないですが。

少なくとも署長は真犯人を知っていて(あるいは知っていると思っていて)その犯人をかばおうとして隠ぺいをしているみたいですね。

ここの路線は確実だと思います。

 

でも「子供の復讐?」と思っていた私の予想はあっけなく覆されました。

 

・署長は全ての犯行時刻に覆せないアリバイがあった(会議に出てたとか)。

・朝陽がリサに発砲したのは本人の意志ではなく署長からの命令だった。

・尊敬する署長の命令なので従おうとしたけど、命令に疑問を感じた朝陽はわざと外した(そして流れ弾がヘビ女に当たった)。

・署長はリサを殺そうとしていた。

・署長の息子は生きている。

・署長は誰かに電話をして「もうすぐ元通り」と言っている。

 

まぁ雪松家にはほかにも子供がいるのかもしれないけど、その子がひどい目にあった割には息子が明るいよね……。奥さんか娘が性的暴行を受けたけど息子はそのことを何も知らないとか? でもそれも取ってつけたようだしなぁ。

 

えー息子がサイコパスとか? 仕返ししてる感じてもないんだよなぁ。「ポッと出のキャラがサイコパス」オチは嫌いなんだけどなぁ。でも今回見た印象だと快楽殺人犯の息子の尻拭いをしてるとか? って思っちゃいます。

そういえば鈴ちゃんはそもそもシリアルキラーマニアなわけで、ずっと森園さんのことを殺人鬼だと思って監視してたんだからサイコパスの殺人鬼が出て来るのも唐突ではないのか。

後2話しかないのにどう決着をつけるんだろう。

 

とにかく職場ではあんなにサイコパス感の強い署長が、例の電話や家族の前ではめちゃくちゃ普通の人なんだよな……。何なんだろうね。

 

アリバイがあるから雪松署長が実行犯ってことはないんだろうけど……。遺体が水に浸かってたせいで死亡時刻にズレが生じてそれを監察医が見逃してた、なんてことが全部の事件であるはずないだろうし。

 

署長も多重人格とか? それでハンドラーみたいな人格に支配されてるとか。でもそれも安易っていうか安っぽいよなぁ。

 

しかしここにきて味方良介さん演じる口木さんが捜査に疑問を持つとは思いませんでした。それなりに葛藤しながらうまく立ち回ってるんだね。味方さんは最近よくお見掛けしますがたいてい根っこからすんげぇヤな奴の役なので、ここでこういう一面のある役をやられてるのが新鮮です。

 

そして今まで書いてませんでしたが私は安田顕さんが好きなんですが、今まで見たキャラの中で一番森園さんが好きです。真面目に変な人で妙な色気もあるという……。