ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『最愛』第8話 キャラクター別ネタバレ感想+妄想考察その②

前回↓からの続きです。

hushianna.jp

 

・梨央と大ちゃん

アカン! その約束アカンやつや! 15年前もそうやったやろ! 梨央の推薦入試終わったら言おうと思っとったって言って言えたけどなんや色々あってアカン感じになったやろ! 今や! 今言うんや! とか思っとったら、ほーらやっぱりアカンもん見つけてしもた。あーあ。大ちゃん、どうするん。5人やて5人。

 

でも大ちゃん、新しい職場では色々ヒソヒソされてるけど直属の上司がいい人っぽくて良かったね。

そういえば今回、大ちゃんの実家の住所が判明するのかと思ったらしませんでしたね。まぁしたからなんだって話ですけど。

梨央は梨央で優が治験に参加するのを、喜んでいるのかそうじゃないのかよく分からない描写がいくつかありましたね、表情が曇るシーンがあったというか……。優が「また記憶が飛んだ」って言ってるシーンとか。なんだろう、優が忘れてる何かがあって、そのことを思い出さないか心配してるのかな。

ところで話の本筋には関係ないんですけど、SND850って「忘れたことを思い出す」薬なんですかね? 普通に考えてそんなこと無理そうですよね。「今後記憶が飛ばないようにする」薬ですよね。

 

・橘さん

えーあの表情の後にあんな凄まじいことを言ってたの。本当にただ梨央を逆恨みしてただけなの? 「いつも持ち歩いてるPCがあった」ってことを警察はどうやって知ったのかな。編集長に聞いたの? そんでそのPC、誰が持ってるの? 橘さんの取材対象でまだ出てきてない人ってこれから出て来るのかしら。

昭さん死亡の夜のアリバイがあるということは橘さんが昭さんの死を見届けたって説は消えましたね。そっかー。しかし本当に逆恨みだけなの?

 

・ミッチー

それでそのPC、ミッチーが持ってたの? それともあのミッチーが破壊してたPCは裏金関連の証拠がみっちり詰まったやつなの? どっち? てゆうかミッチー、あんなに鼻血をまき散らして……。かなり荒れたんですね。まぁ当然か。

会社の不正の罪を全部一人で背負おうとしてるんですね。あの告白をするシーンの弱弱しい表情。本当に会社だけが自分の居場所だったんだなぁ。

それを聞いてる加瀬さんの表情。どちらも切ない顔だったなと思います。

というかミッチーも言ってるけど、もしも加瀬さんに梨央がいなくてミッチーの立場だったら同じこと(=会社の為に全部自分でかぶろうとする)をしたんじゃないかなと、加瀬さん自身も思ったんじゃないかな。梨央がいたからそうはならなかっただけで。

でもミッチーは人までは殺さないと思うんだよなぁ。だって橘さんのことも最初は助けたわけだし、ホントにヤバい情報消すなら不動産屋とその妻だってほっとかないだろうし。

 

・加瀬さん

そして「私の、すべて……」とつぶやく加瀬さん。あの時加瀬さんは何を思ったんだろう。梨央のことなのかな。自分の娘とか妹みたいに思ってたんだね。

ボールペンの件で怪しく描かれてましたけど、それもミスリードだと思いたい。

でも、梨央を娘や妹のように思っていたのであれば、やりかねないとも思う。一個前の記事で書いたように、加瀬さんにはそういう守り方はしてほしくないんですけどもね。最終的には梨央の首を絞めることになるわけだし。

 

・政信

意外とピュアなの? 「父さんが死体遺棄だよ? 俺は結構傷ついた」なんて。意外とピュアなの? 私、なんだかんだで政信が悪さをしてたんじゃないかと思ってたんだけど、ピュアなの? それとも全部お父さんに罪を被せる気なの? でも橘さんを「死んだんだって?」じゃなくて「亡くなったんだって?」と言う辺り、橘さんへの最低限の敬意が見えるというか、殺したんだったらそんな言い方するかね、と思いました。単に育ちがいいだけではないよね。

 

・梓さん

怖いとこ出てきましたね。でもそれくらいじゃないとあんな大きなグループ企業の親会社の社長なんてやってらんないよね。何を考えているのか分からないフワフワした笑顔がちょっと不気味でした。

うーん、上の政信の発言の後の梓さんの言葉、どう捉えるべきなのかな。本当に達雄さんと同じ立場なら同じことしたのかな。と言うか、本当は梓さんなのかな。梨央の未来のことを考えて達雄さんが罪を被ることにしたのかな。

そんでそう言ってる梓さんを見る加瀬さんの顔がまたなんとも言えない顔で「よくいけしゃあしゃあとあんなことを言いますよね」なのか「本当にやったのかも?」なのかはまだ不明ですね。

ペーパーカンパニーのことは当然知ってたでしょうけど……橘さんが持ってたペーパーカンパニーの登記簿によると、確認できる限りで一番古く設立されたのは平成19年。2007年です。で、梓さんが梨央の創薬にお金出すって言ったのも2007年じゃなかったっけ……。

 

・達雄さん

梓さんの言葉の真意を考えてみて、可能性があるとしたら康介事件は優が持ってたペグが刺さって出血多量で康介死亡からの達雄さん死体遺棄で確定。達雄さんは自分が知ってることをすべて梓さんに話して後のことを梓さんに頼んで自分は全部を飲み込んで死んだ、ですね。

もうちょっと踏み込んで妄想すると、達雄さんは何らかの病気で余命がわずかとなっていて、梨央と優の今後のことを梓さんに相談していた。でも自分の病状のことは梨央たちに知られたくなかったから「組合の会合に行く」と言って出掛けた。この日は梓さんに相談してたのか、病院に行っていたのか、場合によっては家族として梓さんに付き添ってもらったのかその辺は分かりません。梓さんにそんな暇があるかも微妙ですしね。病気云々はこちらの方のツイートから膨らませました。

 

 

グリオーマが何か分からないんですけど調べてみたところ脳腫瘍の一種でした。それなら達雄さんが自白ビデオで「忘れないうちに」と言っていたのも説明がつくし、倒れてから亡くなるまで時間があったのもお葬式で誰かが「まだ一週間」と言っていた意味もなんとなく説明にはなるのかなと思います。

大ちゃんが山尾さんに電話で聞いた達雄さんに関することもやっぱり死因なんじゃないかな。

 

・山尾さん

山尾さんの本性とはこういうことでしたか。次は桑田さんがつぶされちゃうのかしら。

しかし予告編にもあった「真田グループに関する電話」は結局誰にかけてるのか分かりませんでしたね。チクリなのか揺さぶりなのか……。

夫は私よりもアニメに詳しいので、声を聴いただけで「この人声優さん?」と言ってました。ブラック山尾が初山尾になった夫は「よく敵キャラの強そうなやられ役をやってるけど、このドラマでもそんな役っぽいね」と言ってました。そんな役なんだろうか。

 

・優

優の記憶がまた飛んだことは、何か話に関わってくるんでしょうか。記憶がないのは橘さんが死んだ日ではないから、その関係ではないんでしょうけど……。

 

・藤井くん

満を持して不気味に登場! でも何しに来たのかはよく分かりませんね。大ちゃんに会うのが目的だったんでしょうけど、わざわざ富山から出て来るってことは康介事件で進展があった? でも康介事件はもう解決になってるはずだしなぁ。新しい証拠が出たとか? 誰と話してたか大ちゃんに聞く感じがちょっと不気味でしたね。天音くんが本領を発揮してきてますね!

ちょっと思うのが、私たちが最初に見た康介事件の証拠品の資料は「藤井くんが大ちゃんに直接送ったもの」なんですよね。富山県警が警視庁に送ったものと一緒かどうか分からない。富山県警は例のお守りを本当に見つけてるのかな?

藤井くんは梨央への執着というよりかは大ちゃんへの執着がありそうな……そうじゃないような……でもあの誰と電話してたか聞く感じ、ちょっとメンヘラ気味の彼女が彼氏に聞くトーンだったよなとか、思わなくもないんです。残り2話でぶっ込むような話じゃないけど。