ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『アバランチ』第5話 ネタバレ感想+節穴考察 内調のエース、桐島さんは敵ではない?

今回はエピソードゼロでしたね。

 

今までで一番面白かったです。

 

アバランチのやり方の原型にはあんな出来事があったのですね。

やさぐれた羽生がどっか地方の工場で半分世捨て人みたいな感じで働いてるって設定にはステレオタイプすぎて笑っちゃいましたが、ワイ、北香那ちゃん好きやねん。今まで見た中で一番好きなキャラ設定だったかも。演技上手いし可愛いし、もっと色んなドラマで見たい女優さんです。

 

 

さてさて、お話の本筋と言うか大筋の方の話が今回はかなり進んだ感じですね。

 

やっぱり大山官房副長官の狙いは新しい諜報機関の設立でしたね。「JCIA」は「Japan Central Intelligence Agency=日本中央情報局」のことと。

そして山守さんが藤田さんの遺体を確認してるっぽいから藤田さん生きてる説は消えたかなぁと思う反面、あんなに近くで爆発したら普通はバラバラになるとか諸々識別困難な状態になるはずだと思うので、肉片見せられて「藤田さんです」と言われた可能性もアリ、かな? こっちには遺体を見せてませんでしたからね。

まだその辺はよく分かりませんね。

でも警備局長だったころの大山から電話を受けた藤田さんが何か思うところがあるっぽい感じ(強いて言うなら「ついに来たか」とか「今来ちゃったか」とかそういう系の)だったことを考えても、藤田さんは大山サイドなんじゃないかなぁと思うんだけどなぁ。羽生がハブかれた(何度も言うけどシャレじゃないです)理由は「慎重さに欠けて直感的に動くまっすぐな人間だから」かな。諜報部員にそういう資質はない方がいいですからね(しかしそれならそもそも公安になれてないか)。

 

前回最後に登場したアバランチ側のボス・品川徹さんは大山に失脚させられたっぽい前内閣官房長官だったと。「大道寺先生」と呼ばれているので、彼は政治家だったのかな。23区内っぽいところで洋館に住んでて由緒正しいお金持ちそうだし、アバランチの運営資金はいっかり提供できそうですね。そして不勉強すぎてあんまり内閣の構造とか分かってないんですけど、大山官房副長官は政治家じゃなくてキャリア官僚だったんですね。

失脚させられた上に暗殺までされそうになって、よっぽど誰かにとって邪魔な存在なんでしょうね(それが大山かどうかは不明)。事故に遭う前大道寺先生は誰に会う予定だったのかな。普通に考えると大山ですが、大山の後ろに更に誰かいる可能性も無きにしも非ず……。

 

そして今回一番見え方が変わったのが内閣情報調査室のエースこと桐島さんです。前々回の大山との

「僕に恨みを持ってそうな人間こんなにいるの?」

「はい(シレッ)」

ってやり取りから面白いキャラだなとは思ってたんですが!

今回は人間的な、普通に仲間(今回は山守さん)のことを心配するような感じで描かれていてなんならカッコよかったです。喋り方まで全然違いましたね。

大山の陰謀に加担している系のキャラかと思っていたのですが、今回の感じだと恐らくそういったことには関与してませんね。「俺たちはそういう場所で生きてる」ってセリフからも単に内調の人間として大山に仕えているだけですね。

「知ってる情報は全部教えてくれてるわけですから、ねぇ?」

「えぇ」

っ大山とのやり取りにも双方何か含みがありそうだったし……。

で、真実に自力でたどり着いた時に自分の正義に従って動きそう。

って目線で前回の桐島さんを見返してみると、やっぱり組織に所属しながらバレないように独自に調べてるんじゃないかなぁ。っていう風に見えてきます。蘭子さんの「Kファイル」を消せと指示されたけど実は消してないとかやってそう。

 

さて、次回からは後半戦。大山が本気で反撃にかかってくるみたいですね。

羽生が指名手配か~どうやって特定されたのかな?

今回から「羽生の元上司で大山の息のかかった警察官僚・戸倉」として手塚とおるさんも参戦してきたし、そこから羽生が特定されて行った感じかな。

 

まだアバランチの最終的な目的も分かってないし、これからどう展開していくのか楽しみです。