さて、昨日はクイーントップ5でしたが、きょうはそのクイーンが嫌っていたというカーペンターズで好きな曲トップ5です。大好きなんです。柴田元幸先生にも「人畜無害系ポップ」とディスられてましたが、それでも大好きなんです! 5曲に絞るのが大変なくらい好きなのです!
カーペンターズは70年代にヒット曲を連発したグループですが、なんていうか、その時代の音楽にしては古臭いというか、「イケてる」音楽ではありません。じゃあ50年代懐古主義の曲なのかと聞かれるとそういうわけでもない。ジャンルとしては「ポピュラー・ミュージック」になるのでしょうが、なんというかもう、「ジャンル:カーペンターズ」という感じですね。この時代はやはりジャズの影響が強いのですね。
というわけで、カーペンターズトップ5です。
1.Only yesterday
1975年に全米最高4位を記録した曲。リチャード・カーペンターとジョン・ベティスの共作です。1974年発表のアルバム、『緑の地平線』い収録されています。
「落ち込んでいたのはきのうまでのこと。あしたはきっときょうより輝いているはず」と明るく前向きな気落ちを歌った歌です。途中で入るギターソロがいいんです。今の時代には聞けないものです。
2.『愛は夢の中に』 / I won't last a day without you
元はポール・ウィリアムズが歌った歌です。1974年に全米最高11位。1972年のアルバム、"A song for you"からの最後のシングル。
3.『愛のプレリュード』 / We've only just begun
こちらもポール・ウィリアムズの曲。「私たちはまだ始まったばかり」という、新婚カップルの歌です。元は銀行のCMソングで、最初は一部分しかなかった曲を、フルの曲に作り替えたんだそうです。日本でもよくCMに使われています。1970年、『遥かなる影』に収録されています。全米で最高2位を記録。
4.Hurting each other
1972年に全米最高2位を記録しました。私たちはお互いを傷つけてばかりるわ、という結構悲しい恋愛の歌。カレンは悲しげに歌っています。オリジナルはルビー・アンド・ザ・ロマンティックスというグループが歌っています。そして……カーペンターズバージョンも大好きなのですが、正直これはオリジナル曲のほうが好きです。明るいんですよ。でもその明るさがカラ元気なんだろうな、と思えて、かえって切なくなるのです。こちらもアルバム、"A song for you" からです。
5.Heather
1973年に発売されたアルバム "Now & then" に収録されているインストゥルメンタル曲です。リチャード・カーペンターの作曲です。「ヘザー」って誰なんでしょうね。とても美しいんですが、あまり幸せではなさそう……というか、愛は感じるけど哀しみでいっぱい、みたいな感じです。カレンの歌声は聞けませんが、美しい曲です。ジャンルはイージーリスニングだな。
以上、カーペンターズの好きな曲トップ5でした!