さて、昨日はカーペンターズの好きな曲トップ5をあげましたが、カーペンターズの曲をよく作っていたプロデューサーにジョン・ベティスという人がいます。意外なことにジョン・ベティスはカーペンターズとは方向性が真逆なマドンナにも "Crazy for you" という曲を書き、大ヒットさせました。方向性が180度違うカーペンターズとマドンナが、こんな形でつながっているのは面白いですね。ちなみに私が初めて聞いたマドンナの曲は "Crazy for you" です。一番じゃないけど好きな曲。
というわけで、きょうはマドンナの好きな曲トップ5です。
1.I'll remember
1994年に公開された映画、『きっと忘れない』のサウンドトラックに収録されていた曲。全米最高2位を記録しています。パトリック・レナードとマドンナの共作です。マドンナの好きな曲はパトリック・レナードと組んでいるものが多いです。パトリック・レナードは、共作しているアーティストを見るとどちらかというとオルタナティヴ・ロック畑の人の模様。誰かとのお別れの曲ですが、悲しいお別れではなく自立などを感じさせる歌です。
2.Live to tell
こちらもパトリック・レナードとマドンナの共作。歌の部分よりもアレンジが好きな曲です。1986年発表のアルバム、『トゥルー・ブルー』からの全米ナンバーワンヒットです。80年代っぽさがとても強い曲ですが、とにかくこの80sなアレンジが大好きなのです。マドンナの当時の夫、ショーン・ペンの映画のためにレコーディングされた模様。
3.Frozen
ウィリアム・オービットの曲です。最近どうしてるんでしょうね。つらい恋愛をしている歌です。心を開いてくれない相手との恋愛はつらいですね。マドンナの7枚目のアルバム、"Ray of light" からのシングルで全米最高2位を記録。
クリス・カニングムが監督したビデオがとてもかっこいい! 砂漠にたたずむ黒いマドンナがとても美しいのです。あんなに最高なビデオなのに監督は満足いっていないようです。
4.Human nature
これもビデオが死ぬほどカッコいい! ほんのりSM的な要素があるんですが芸術の域に達してます。曲もカッコいいです。真面目で地味だった女の子が快楽に目覚めていくようなイメージの歌。
5.Like a prayer
こちらはアルバム『ライク・ア・プレイヤー』からのファースト・シングル。全米最高1位を記録。またまたパトリック・レナードの曲です。
ビデオがとても印象的で、私はマドンナの全ビデオの中で1番好きなんですけど、全米キリスト教会的なところから内容に批判が出て、大論争を巻き起こしました。ただ、15年くらい前のアメリカでのビデオの人気調査ではマイケル・ジャクソンの "Thriller" に次いで第2位を記録しました。
以上、マドンナの好きな曲トップ5でした。