さて、昨日のロンリー・アイランドにもフィーチャーされていたレディー・ガガ。
最初はレコード会社とソングライターとして契約し、ブリちゃんやファーギーに楽曲提供を行っていました。その中の１人であったエイコンに「この子、歌手としてもイケる！」と見出され、シンガーとしてエイコンのレーベルと契約を結びました。
当初は奇抜な衣装やセットで戦っていたガガちゃんですが、最近はその奇抜なスタイルを封印し、ゴージャスな女性へと変貌を遂げています。個人的には昔の感じよりも、今の普通にきれいなガガちゃんの方が好きです。
パフォーマンスのスタイルもギターの弾き語りだったりとどんどんナチュラルな方向に来ています。転換期ですね。
2009年のサマー・ソニックで一度だけ生で見たことがあります。個人的にはガガちゃんはあまり個性のないシンガーなのですが（だからこそあの奇抜なパフォーマンスだったのでしょうし）、ピアノの腕も歌唱力も非常に高いので、正統派のシンガーとしても十分残っていく人だと思います。
女優としてもドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー：ホテル』での演技を高く評価され、ゴールデン・グローブ賞の短編ドラマシリーズ部門で主演女優賞を受賞しています。
ガガちゃんは声も話し方もものすごく可愛くて、コケティッシュな色気があるので女優さんには向いてるでしょうね。
そんなガガちゃんの好きな曲トップ5です。
1. Do what U want feat.R. Kelly
DJホワイト・シャドウがプロデュースしたこの曲、サード・アルバムの ”Artpop” からのセカンドシングルで、R．ケリー先生をフィーチャーしてます。
先生のシンガーとしての魅力がいかんなく発揮された曲です。
「私の体は好きにしていいけど、心はあげないから」
という歌。こう言うと身体だけの恋愛をしている歌のようですが、どちらかというとメディアやクソうるさいアンチへの「勝手に言ってなさいよ、私は負けないから」というメッセージソングです。
R&Bっぽいシンセ・ポップで、ちょっと80年代のニューウェーブの要素もあって（実際ヒューマン・リーグの ”Human” と相性がいいです）、耽美な雰囲気があって好きです。
2. Alejandro
“The fame monster” からのシングルです。レディー・ガガとレッドワンの共作で、2009年に全米5位を記録しています。アバやエイス・オブ・ベイスへのオマージュと言われています。確かにエイス・オブ・ベイスの "All that she wants" や "The sign" に雰囲気が似てます。個人的にはミスター・プレジデントの ”Coco jamboo” にも雰囲気が似ていると思います。
レッドワンはモロッコ系スウェーデン人で、主にダンス系の音楽をプロデュースしています。ニッキー・ミナージュの ”Starships” やエンリケ・イグレシアスの “I like it” などをヒットさせています。オースティン・マホーンくんのプロデュースもしている模様です。
3. Born this way
DJホワイト・シャドウのプロデュース曲です。
日本のオリコンチャートでも10位に入り、史上初の快挙となった曲。自己肯定ソングの鉄板ですな。
マドンナの “Express yourself” とマッシュアップしたらすごくハマりそう！ スゲェ、私気づいちゃった！ とか思ってましたが、当然そう思ったのは私だけではなかったらしく、類似を指摘されてます。だってホントにそっくりなんだもん。でもこの曲も好き。
4. Just dance feat. Colby O’Donis
記念すべき初の全米ナンバー1ヒット。ガガちゃんのほかにエイコンやレッドワンがソングライティングに関わっています。
クラブで飲みすぎてわけわかんなくなってるけどなんか楽しい！ って刹那的な楽しみのことをあまり幸せではなさそうに歌っていますね。特に内容があるわけでもないですが、好きな歌です。
5. Yoü & I
ロバート・ジョン・”マット”・ラングがプロデュースしている曲です。マット・ラングといえばロック界の超売れっ子プロデューサーで、シャナイア・トゥウェインの元夫でもあります。ガガちゃんと組むとはちょっと意外でした。ギタリストとしてクイーンのブライアン・メイをフィーチャーしています。豪華すぎ。ガガちゃんもクイーンには多大な影響を受けているので、夢の共演というやつですね。
ジョー・カルデローネなるイタリア系アメリカ人男性がジャケットを飾り、ビデオにも出演しています。ガガちゃん男装似合うね。
繊維筋痛症を患い、今は休養中のガガちゃん。リウマチの一種（ただ、間接リウマチのように自己免疫疾患ではないのかな？）とのことで、痛いんだろうなぁ……。治療が上手く行くことを祈ってます！
