ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

ホワイトチャペル3 第2話 切断 ネタバレ感想

第1話でマイルズ夫人が妊娠6カ月と判明してからだいぶ日が経ったようで、マイルズ家での赤ちゃんパーティーで幕を開けた第2話。マイルズ夫人の妹に目をつけられて目を泳がせるチャンドラー。
 
チャンドラー 「ずっと見られてるんだけど……」
マイルズ 「じゃあ逃げなきゃ」
チャンドラー 「うん」
 
ってやり取りが最高でした。この「うん」の言い方がまた絶妙で、声優さん、本当にグッジョブです。プロの人ってすごい。赤ちゃんの抱き方がとても堂に入っていて、実生活でのいいパパぶりが伺えました。子供好きなんだろうな。でもチャンドラーはきっとあんなに上手に抱っこできないよね。
 
今回はタイトルの通り切断された人間の体の一部が発見されたことから事件が始まります。同じ人物のものと思われる別の部位がよその街で見つかっていたことから、そこの警察の警部補がやってきてチャンドラーのチームに加わります。これがブロンドの美人でチャンドラーを気に入った様子。チャンドラーも彼女に惹かれているのでうまくいくのかと思わせられるんですが、捜査の仕方に関してマイルズと揉めた彼女はチャンドラーに
 
「アタシとマイルズどっちを取るのよ!」
 
と詰め寄ります。そしてチャンドラーはマイルズの意見を採用し、彼女に振られます。せっかく上手くいきかけたのにネ!
 
この回は、ミステリーでこういう見方をするのは宜しくないんでしょうが、犯人が誰なのか役者さんで分かってしまいました。被害者と思われる人物の関係者に聴き込みをするんですが、その中に現代版『シャーロック』シリーズ1の第2話に出て来たディモック警部が。あら、じゃあ彼が犯人ね、と。
 
しかしシリーズ2で強調され始めたチャンドラーの強迫神経症。このシリーズではさらにパワーアップしていて、そのおかげ(?)で人間関係の描き方ではこのシリーズが一番面白いものとなっています。チャンドラーに対するマイルズの「いいパパ」っぷりもさらに強くなっています。あんな父ちゃん欲しいよう。
ただ事件そのものはシリーズ2の方が面白かったかな~。主要人物たちの関係がじっくり描かれている分話に重みはあるのですが、犯人の描写にあんまり時間がかけられていないので、解決の部分があっさりしすぎてるように見えました。