ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

パロディとパクりの境界線

大学生のころに映画を作るクラブにいました。
で、定期上映会のCMを作ったんですよ。『サラリーマンNEO』のCMのパロディのつもりで。

内容としては、カメラのすぐ前にペットボトルが置いてあって、そのペットボトルに上映会の詳しい内容が書いてあって、ペットボトルの向こうから人が走ってくるのが見えて、最終的にはその人がペットボトルを掴んで飲み干す、みたいなやつだったのですが。そしてパロディポイントは「カメラに写っている何かに告知したい詳細が書いてあって、全体の動きは告知とはなんの関係もない」というコンセプト部分だったのですが。

そしたらアンケートに「あのCM、元ネタ知ってます。パクりはいかがかものかと思います。」って回答があって、「パロディなんだけどなぁ」と思ったのです。

でも、実際のところパロディとパクりの境界線ってどこにあるんでしょうか。

たぶんパロディに見えなかったということは私の描きかたに問題があったんだろうと思いますが、どう描けばパクりに見えなかったのか、考えてもよく分かりません。
サラリーマンNEO』に対してリスペクトがなかったわけではないと、自分では感じています。
CMっていう、全体のコンセプトに使っちゃったのがいけないのかなぁ?