2日目の二組目はマリリン・マンソンです! 別にファンじゃないけど、やっぱ一生に一回はホンモノを観とかなきゃダメよね! ってことで、あんまり曲も知らないのにノコノコ行ってきました。
数少ない知ってる曲、"DISPOSABLE TEENS" をかなり早い段階でやってくれ、しかもカバーだから無理だろうなと思っていた "SWEET DREAMS" までやってくれました(謎の歩行器具に乗りながら……)。デッド・オア・アライヴの "YOU SPIN ME ROUND" にしてもそうですけど、マリリンは80年代のニューウェーブの音楽がお好きなのですね(多分青春ど真ん中だろうしね)。確かにあの時代の耽美な感じって、ゴスの様式美の世界との相性いいですよね。ニューウェーブのゴスアレンジは私も結構好きなのです。内緒だけど。
前々から思ってたんですけど、そんで今回生で観てみてそれが確信に変わったんですけど、マリリン・マンソンさんって、悪役レスラーみたいな人ですよね。観客思いのパフォーマー。別にイカれてる訳じゃなくて、永遠の中二病患者アーティストという役割を演じてて、ファンの側もそれを分かってて敢えて突っ込まない、みたいな。
なんか途中で包丁付きのマイクで歌い出したんですよ。舞台用の小物感が半端ないやつ。観客にそう思われることを見越してか、その包丁で缶に穴開けてました。ギターさんがその包丁突きつけられてました。愛されてますね。ふふ。
あの包丁は笑わせに来てると思ったんですが、笑っちゃいけないんだろうか……。"DEEP SIX" のビデオ観たときもかなり笑いましたけど、あれって絶対意図して笑わせに来てますよね!? 違うの?
MCも面白かったし。「オーディエンスに俺の言うこと伝えなきゃいけないから、ファッキン通訳を連れてこいよ!」とか言って、ケンさんという謎の人物(スタッフの人?)を舞台上に連れてきたんですよ。そんでケンさんに「ジーザスなんてくそくらえ!」とか言わせたあとオーディエンスに向かって「みんな、ケンのこと好きになれよ!」って言ったんですけど、観客はシーン……みたいな反応で。
そしたらケンさんの肩を叩きながら
「残念だったな、ケン……」
とか言ってね! 人を笑わせるのが好きなのではないかと思いました。
で、40分くらい聞いてからアリアナ・グランデちゃんに移動しました。ごめんちょ。
でもマリリン・マンソンのパフォーマンスはとにかく最高でしたよ~
何度も言うけど、ホントに観客を楽しませようという姿勢がよく見える、素敵なステージでした。