アレですね。
4話辺りまではおや、失速気味か? いやいや、ファースト・シーズンだって5話くらいまでは面白くなかったし様子を見よう、とか思っていたんですが、やっぱそうでしたね。
このドラマ、最初の何話かで悲しみゲージを貯めてからじゃないと面白くならないんですね。
いや~ウィリアム・H・メイシーとジョーン・キューザックとゆう2大オスカーノミニー俳優がさすがの貫録を見せつけているこのドラマですが、フランクの母こと最強おばあちゃんペギー・ギャラガーには何とオスカー女優、ルイーズ・フレッチャーを投入してきました。ファースト・シーズンで出て来た時もかなりのもんでしたが、さすがジャック・ニコルソンをぶっ殺しただけのことはあって、彼女の存在感がまぁハンパないですな! あのフランクが黙って言うことを聞く人なんだから、それなりの人を持って来なきゃなわけですが、ピッタリとしか言いようのない人を連れてきましたね。フランクは恐怖のママがいるストレスのせい(恐らく)で夜尿症に……。
でもさ、やっぱ痛いとこ突いてくるよな~と思うのが、フランクでもやっぱり親に愛されたくて、いいとこを見せたくて必死になるってのを描いてる所です。自分の子供たちのことを「フィオナは美人で、リップは頭が良くて……」と一生懸命に話すフランクなんて他では見られないでしょう。フランクのあの人格で、尚且つ相手があんな母親であっても「自分がいい親をやってる」ところを見せたいだなんて……そうだよな、当然だよな。
あぁ痛い痛い。でもこの痛みが好き! たまらん。