ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

シャーロック / SHERLOCK に関する今更な話題たち

来年1月から始まるはずだった『シャーロック』シリーズ3の撮影が3月からにずれこみましたね。主演二人が多忙すぎて……って、そりゃそうだよね。シャーロックの撮影には万全の状態で臨んでほしいし、放送日程に変更はない、とのことなので、気長に待ちませう(それに例えイギリスでの放送日程に変更があったとしても、日本での放送にさほど影響はないだろう)。
 
 
そして別冊映画秘宝の『シャーロック・ホームズ映像読本』。秘宝の別冊っちゅーことでもうちょっと突っ込んだものを期待したんですが、そうでもなかったな~。とはいえ、インタビューを申し込んだけど割と土壇場で断られたりもしたようなので、仕方ないか。でもね~『エレメンタリー』の制作発表の時期の話が出てるんだけど、「それ違うでしょ!」って言いたくなっちゃうの~CBSが『エレメンタリー』の制作を発表したのって、イギリスで『シャーロック』が大成功したずっと後だったじゃん!
モリーちゃんを人物紹介に入れたり、写真に「大事な協力者」ってコメントつけたり、私的には「分かってるね~!」ってポイントもいっぱいあるのですけどネ! モリーちゃんやってる女優さんの名前は結局「ルイーズ・ブレイリー」(byムービー・スター)なのかなぁ? それとも「ルイーズ・ブリーリー」(by秘宝)なのかなぁ? 綴りをそのまま読むと「ブリーリー」だけど、「ブレイリー」の方が人の名前っぽいですよね。
あと、インタビューの翻訳が「です・ます」調なのが個人的にツボです。「クソくらえなんです」って! 「です・ます」調ってなんかポヘンとした可愛らしさがあって大好きなので、もっといろんな人の翻訳をこうしてもらいたです。
 
あとさ、ざっと読んだ感じ、このムックには『Dr.ハウス』に関する記述がないんだけど、なんでなんでしょ? ハウス先生こそ、21世紀に置き換えられた最初のシャーロック・ホームズじゃなくって?
天才で、ヤク中で(ハウス先生の足が悪いのは、ヤク中であることと女性と上手く関係を結べないことに対するエクスキューズだと思われ)、音楽を愛し、面白い症例(事件)がないと退屈し、傲慢で、親友が医者で、親友の名前がジェームズ・ウィルソン・James Wilsonで(ジョン・ワトソン・John Watson と比べてみよう! ジョンはカミさんにジェームズって呼ばれたこともあるしな!)、さらにさらに、住んでるお部屋は221B! しかも第一話の患者さんの名前は「アドラーさん」。シャーロック・ホームズを意識してこの名前になったんだそうです。本人たちの名前も、ハウスとホームズですしね。
しかも、『ピンク色の研究』のコメンタリーで、モファットさん(確か)が、「シャーロックの性格を考えたときに参考にしたのは実は『Dr.ハウス』なんだ」って言ってましたし! つまりシャーロックは33歳からどんどんひねくれ度を増して行って、45歳でついにハウス先生になってしまうのですね。そうならないように頑張れベネシャロ!
 
ま、どうでもいいんだけどさ!