遅ればせながら昨日鑑賞してきました。
面白かったです。突っ込みどころはいくつもあるんですが、こんだけ面白けりゃま、いっか! って感じです。
大体が冒頭のパリ爆走シーンからして心をガッと掴まれましたよ! よだれまで垂らして迫真の演技のフィリップ最高。ちゃんと仕事をしてるだけのパリ警察の方々には申し訳ないけど、すでに「上手くコイツらだまくらかして逃げてくれよ~」って思っちゃうもんね。しかもドリスの選曲がアースウィンド・アンド・ファイアの "SEPTEMBER " ってのも最高。完璧に明るい歌じゃないってのがよいね。
この二人の関係はなんとゆうか、カテゴライズ出来ない類いのものですね。友情ってゆうのとはちょっと違うし、でも家族愛的なものとも違うし。でもとにかくお互いに絶対的に必要な相手だったんだろうな。その辺のことが押し付けがましくなく描いてあるので、嫌な感じにならずに観ることができました。
パンフレットにはリアルフィリップとリアルドリス(本当はアラブ系の人で、アブデルさんというそうです)のエピソードもちょこっと書いてありました。アブデルさんはなんと10年間もフィリップさんの介護人を勤めたんだそうです。映画では沢山のエピソードがサラッと描いてありましたが、その10年の間って本当に色々なことがあったんでしょうね。
映画はフィリップさんが98年に出版した自伝が母体になっているようなので、原作を読めばその辺もっとよく分かるんでしょうな。
それにしても、私自身は喘息持ちで煙全般が苦手なのでタバコも遠慮願いたいのですが、それでもさ、タバコくらい吸ったっていいじゃないか!
ねえ?
そりゃあクビにもなるよ。