ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

カバー曲

カバー曲って、原曲と全く違うものになってない限りあまり意味がないと思う。原曲と似た感じなら元の歌聴いてればいいじゃん、と思うのです。
割とよくあるのが、「原曲とは違う感じなんだけどカバー同士がよく似ている」こと。ブリトニー・スピアーズの”BABY ONE MORE TIME"も、カバー同士がよく似ている。トラヴィスのも、ファウンテインズ・オブ・ウェインのも、ボウリング・フォー・スープのも、ミドル・テンポのアコースティックな曲調で歌われています。マッシヴ・アタックの”TEARDROP”はギター一本のカバーが多い。ホセ・ゴンザレスとかニュートン・フォークナーとか。この辺は原曲と結構離れてて聴きごたえあります。ただ、カバー同士が似てるのでどれか一個聞いちゃえばそれでいっか、感も否めない。
 
で、今の私のお気に入りの曲、ゴティエの”SOMEBODY THAT I USED TO KNOW”。現在人気上昇中の歌で、YouTubeでちょっと調べただけでも山のようにカバーが出てきます。曲そのものに関して言うと原曲と何ら変わりなくて、特に面白いわけでもないのですが(完成度の高い、変えようのない曲ってことなんでしょう)、この曲のカバー達の場合、曲調が似てるだけじゃなくて演奏スタイルというかアティチュード?が似ているのが結構あって面白いです。一本のギターを五人で弾いて歌うとか、(それに対抗した)「一人で五本のギターを弾けるか」とか、一人で楽器全部やります、とか。
特に一本のギターを、はマネした動画がいっぱい出てきます。五本ギターのバージョンはウォーク・オフ・ジ・アースってバンドのがオリジナルのよう(カバーのオリジナルってのも変な言い方ですな)。映像としてとても面白いです。