ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『天国と地獄』第7話 ネタバレ考察バージョン② やや複雑編

きのうのシンプル考察から湧いてきた疑問を元にやや複雑な考察をしてみました。

その疑問とは

 

・なぜ日高は奄美で「東朔也」と名乗ったのか?

・東が十和田の家から持ち帰った漫画を日高が持っているのはなぜか?

→これは日高と東が入れ替わっているとしか考えられない。

 

・だとするといつから入れ替わっているのか?

・日高はいつから東の病気のことを知っているのか?

 

 

あたりです。

 

この辺を突っ込んでみます。

 

 

東朔也(現在の外身は望月)=湯浅師匠→日高と入れ替わり→更に望月と入れ替わり

東朔也の体のすい臓がんを「すい臓がんを患っていると聞いている」と言っていることから、少なくともがんが発覚する前に日高とは入れ替わっているはず。

更に、東が持って帰った十和田の漫画を持っていたこと、常連だった店に日高と一緒に行っていたこと、五木さん情報で東と日高が一緒に奄美に行く予定だったこと(実際に二人で行ったかどうかは不明)奄美で日高の見た目の人間が「東朔也」を名乗っていたこと、から考えると

 

十和田の漫画を持っていった時点→中身も外身も東

日高と一緒に飲んでいた時点→中身も外身も東

奄美→ここで入れ替わった?

 

感じになるのじゃなかろうかと思います。

で、色々踏んだり蹴ったりで自暴自棄になった弟を何とか止めようとしている? もしくは少しでも弟を守るため(もしくは元に戻った時に自分を守るために)に特殊清掃員の技能を活かして証拠を隠滅している。この辺の動機は不明。

だけど、何とかして会おうとしている辺りやっぱり止めたいとかそういう思いがあるんじゃないのかなぁ。でも望月みたいに「自分を犠牲にしてでも正義を貫く」覚悟はできなかったから、望月の言葉に感動したとか?

 

 

日高(現在の外身は湯浅師匠)→東朔也と入れ替わり=湯浅師匠

湯浅師匠の体はすい臓がんに侵されていて、師匠の言葉を信じるならば余命は3ヶ月。すい臓がんはかなり悪くなるまで気づかない(自覚症状がない)はずなので、病気の発覚は割と最近、最初の殺人の直前とかではないだろうか。しかも師匠のような生活だと定期検診を受けていたかどうかも怪しい。なのでやはり病気の発覚は入れ替わり後。

日高陽斗として順調な人生を送っていたのに何らかの事情で恵まれない兄・朔也と入れ替わってしまい、追い撃ちをかけるように自分の体じゃない体のせいで自分が死ぬことが許せなくて、法で裁けない人間を殺すことにした? 

もしくは単純に死ぬことがきっかけで正義感が爆発したとか。

陸のことは本当に可愛い弟子だと思ってるっぽいし、「頑張ってる奴が報われる社会であるべき」と恐らく本心であろう熱弁をふるっていた辺りから、基本的には正義感の強い人間なんじゃないかなぁ。

そこから考えるとあまりに兄が不憫で怒りが爆発したとか?

 

 

望月(現在の外身は日高)→日高の中にいた東と入れ替わり

普通に正義の警察官。いざとなったら日高(と望月は思っているけど本当は東)と刺し違える覚悟。その覚悟で東を感動させる。

 

 

 

・あとこの説でもまだ「究極の愛」が何なのかよく分からない。

・ミスターXがいなくても成立してしまう?

→どんでん返し的なことを考えるなら、東も日高も誰も殺してない。ミスターX(=十和田)が全部一人でやってる。で、東と日高はお互いに相手が殺してると思っててお互いを守ろうとしている。

 これだとちょっと「究極の愛」っぽいかな。

 

ではきょうはこの辺で!

 

明日もうちょいめんどくさく捏ね回したのがアップできるといいなと思います。