ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

『FOREVER ドクター・モーガンの事件簿』ネタバレ感想

『FOREVER ドクター・モーガンの事件簿』の、ネタバレ要素を含みますので、まだ観てない人は帰ってくださいね! 特に第1話のラストに触れてますから気をつけて!

毎週楽しみに観ております。ついにヨアン・グリフィズまでドラマに進出しましたね~
設定が結構面白く、主人公であるドクター・モーガンは不老不死で、一番最初に死んだとき(200年ちょい前くらいらしい)の姿のままで死んでは生き返り、死んでは生き返りを繰り返しています(でも、生き返ってる間は普通に老けてもいいよね。なんで不老なんだろ?)。死んだら必ず川とか海とか水の中で生き返り、しかもなぜかいつも裸なんだそうです。
で、現在はニューヨークで監察医をしています。死ぬ方法を日夜研究しているので、死に関する知識はバッチリ。被害者がどうやって殺されたのか、自分の体を実験台に解明したりします。
イギリス人丸出しの英語に萌えます。
さて、モーガン先生はジャド・ハーシュ演じるエイブっておじいちゃんと同居しているのですが、どうもモーガン先生の事情を知っているらしく、生き返る度にブツクサ言いながら迎えに来てくれます(拘置所に)。
監察医務院での部下がジョエル・デヴィッド・ムーアなんですが……彼、いいね! 『ボーンズ』では社会不適合気味の中二病っぽい役(ボーンズの部下の学生の子)をやってる彼が、社会に適合しまくり、ノリも軽めのキャラクターを演じてるんですが、私はこっちの方が好きー。

で、仲のいい友達なのかと思っていたエイブ、実はモーガン先生の息子だったことが第1話の最後で明かされます(実の親子ではないけど)。
でさ、あのチェスのシーンでさ、モーガン先生がエイブの頭にチュッてキスするんだよね。そりゃそうだよね。おじいちゃんになってるとは言え赤ん坊の頃からずっと育ててきたんだから、モーガン先生からしてみりゃエイブってずっと子供だと思うんですよ。
そんで当然エイブからしてみりゃモーガン先生はパパな訳でしょ。第3話では自分で「おい、これでも医者の息子だぞ!」って言ってたもんね。
だからさ、あの翻訳の仕方にはすっごく不満が残ります。字幕も吹き替えも。
友達みたいな、他人みたいな訳し方でしょ。エイブはモーガン先生のことを「君」とか言ってるしね。どっちとも取れるような訳にしてほしかったな~
確かに第1話の最初のほうは種明かしがされてないから難しいだろうとは思うんですが……(英語は親子でも人称代名詞を使えるから、日本語よりもずっと誤魔化しやすいよね。接尾語とかも関係ないしな)。ただ逆に、日本語は主語を省略しやすいからこっちも誤魔化そうと思えばできると思うんだけどな~
モーガン先生とエイブが二人っきりのときは「父さん!」とか呼ばせればいいのに。その方がずっと萌えます(私が)。


残念なことに、このドラマは今のところワンシーズンでの打ちきりが決定しています。ファンからは続けてほしいって声が結構あるみたいだし、アメリカのドラマは割とクリエイターが頑張って受け皿になってくれる放送局を探して、局を代えてシリーズ続行とかもあるみたいだから、まだまだこの先どうなるかは分かりませんけどね。少なくとも3話まで観た感じ、面白いです。

ただ、モーガン先生の同類の人の絡みは個人的にはいりません。この手のドラマで「シリーズ全体を覆う謎」があるのがすごく苦手なんです。ただ1話完結のドラマであってほしいんだけどな~

でも第3話には同類の話、一切出てきませんでしたね。それでよいです!どうかその調子でお願いします!

あ、でも死んだんじゃなくて、出ていってしまったらしいアビゲイルのことはちょっと知りたいです。
自分が先に死ぬのが辛くて姿をくらませたのかな?

とりあえず来週も楽しみにしてます。