ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

日本におけるベン・スティラーの立ち位置 / "LIFE ! " 感想

ベン・スティラー。コメディ俳優。映画監督。プロデューサー。アメリカでは超がつく売れっ子の彼。でもなんとゆうのか、日本では不思議な立ち位置にいるように思います。

最近公開された『LIFE ! 』とゆう映画。映画の配給会社もかなり力を入れて、大々的に宣伝してましたよね。
今時の海外作品にしては珍しくテレビでも散々CMが流されまくっていたわけですが、どうゆう訳だか監督・主演を勤めたベン・スティラーの名前が一回も出てこないんですよね。

ベン・スティラーの出てる映画って、実は日本でも全国公開されてるものがすごく多いんですよ。しかもそこそこの興行収入を得てるの。『ペントハウス』、『ナイトミュージアム』シリーズ、『トロピック・サンダー』(←これはビミョーか? 大好きだけど)、ちょっと古いとこだと『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズに『メリーに首ったけ』、更に古いとこだと『リアリティ・バイツ』もけっこう流行ったんじゃないのかな。

とにかく。こんだけタイトルが上がってくるのになぜか全っ然、この人の名前が浸透してない。何でなんでしょうね? 変わった顔だから? なんか地味だから? それにしても監督と主演の名前がCMに一切使われないってすごいことですよね。どれだけ売りになかないかってゆう話。まぁ、この映画に関しては「ウォルター・ミティの想像力」に特化した宣伝の仕方で成功だったとは思います。興味そそられるCMだったし、ラテン男コスプレでスペイン語訛りのベンはなかなかに魅力的だったし。

いい映画だったと思います。私は好きです。ご都合主義的だけど、この映画はそれでいいんです。登場したすべての人物やできごとが見事に繋がってて、おお! そう繋がってるのか! と楽しめました。出会い系サイトのややお節介な管理人のトッドもあんな形で役に立つことになろうとは!

ベン・スティラーはなんかだんだんセクシーになっていくし、クリステン・ウィグも可愛かったし、腰回りがセクシーだったし、ショーン・ペンもカッコよかったし(まぁ私は雛鳥のようなシャイアン・ペンの方が好きですけどね!)。

あと、音楽の趣味もとてもよろしかったですね。彼の監督作は大概そうなので、たぶんベン・スティラーが音楽好きなんでしょうな。『ズーランダー』(大好き! ベン・スティラーの中では断トツ!)ではご本人が登場していたデヴィッド・ボウイ様。今回は音楽でのご参加でしたね。"SPACE ODDITY" が使われてました。劇中でクリステン・ウィグがギターで弾き語りしていましたが、あれも可愛かったな~まだ聞いてないんですけど、サントラではクリステンとボウイ様のデュエットになっている様子。
全体的にはスウェーデン人の歌手、ホセ・ゴンザレスさんがフィーチャーされてました。テレビCMで使われてたのもホセ・ゴンザレスの曲です。この人、私はマッシヴ・アタックの "TEARDROP" のカバーでしか知らないのですが、かなりよろしかったです! オブ・モンスターズ・アンド・メンも使われてたみたいです。アイスランド繋がりかな? ついついサントラ買っちゃいました。