ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

レア・セイドゥーの魅力にイチコロ☆ / ミッドナイト・イン・パリ ネタバレ感想

ミッドナイト・イン・パリ』について大いにネタバレしていますのでお気をつけください。



匿名映画観賞回会開催と称して、これから週に一回くらい劇場に通えたらなと思っています。まぁ私の思っていることなので、いつまで続くか分かったもんじゃありませんが。



伊勢市にある進富座にて『ミッドナイト・イン・パリ』を観てきました。以下はそのネタバレ感想です。




































「この二人、婚約どころか恋愛関係にすらならないだろう」

とゆうのが、オーウェン・ウィルソンレイチェル・マクアダムスカップルを観ていて強烈に感じたことでした。お互いに一番興味のない人種だと思うんですがねぇ……。確かにレイチェル・マクアダムスは綺麗だったけど、綺麗ってだけの理由で結婚するには頭が良すぎるってゆうか我が強すぎるってゆうか……。とにかく花として飾っておけるタイプではない。そんな高慢なアメリカのブルジョワそのもので、マイケル・シーンみたいのに入れあげてる人がオーウェン・ウィルソンと結婚するつもりでいるってのもよくわからない話。
ここのカップルがなんか不自然なので、二人が揃って出てくるシーンは全体的につまらなく思いました。

これは1920年代の世界を楽しく見せるための演出なんでしょうかね。でも現代のパリで置かれてる状況があれだけクソだと、葛藤する余地がないように思うんですよね……。もう迷わずに20年代にいればいいじゃんってゆう。それだけ20年代のパートは華やかで面白かったです。

マリオン・コティヤールは本当にコケティッシュな魅力に溢れていて、そりゃあ芸術家がこぞって虜になるよねって感じ。ペラペラとフランス語を操るキャシー・ベイツ様は本当にカッコ良くて、存在感もピカ一。あの人が画面に現れると、ほかに誰もいなくなってしまうところが凄い。あと、個人的にはゼルダフィッツジェラルドを演じたアリソン・ピルちゃんも印象に残っています。『スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団』でドラム叩きながら「セックスボブオム#*%&@?$!!!」と叫んでいた姿も良かったですが、ゼルダの奔放でちょっと不思議ちゃんかもしれない感じもかわいかったです。

そしてタイトルにも書いたように、フランス人の若手女優、レア・セイドゥーさんがもう素敵で素敵で、私はマリオン・コティヤール以上に虜になりました。彼女の出演シーンは決して多くはないのですが、出てくるたびに画面が華やぎました。彼女とお近づきになれたってだけでも、現代に戻ってきた価値はあるんじゃないかな? もうできることなら、レイチェル・マクアダムスとその家族(これがまたつまらない)の出演シーンは全部削っちゃって、レア・セイドゥーさんとの関係をもだと掘り下げても良かったんじゃないかと思います。オーウェン・ウィルソンが現代に戻る決心をするシーンも、もう少しだけ、ほんのちょっとだけネットリしてても良かったんじゃないかと思います。個人的にはそっちを描いてほしかったかな。

そして女達が魅力的だったのに対して、男達のなんと存在感の薄いことか! ウディ・アレンは基本的には女が好きなんだろうな。



次回の匿名映画鑑賞会は、予定では次の土曜日か日曜日の予定観るのは『イップマン』シリーズのどれかになるはずです。お時間のある方はぜひご参加を。集合場所は進富座。時間はまた今度書きます。
「鑑賞会」とはいえ、あくまでも「匿名」なので、自分が参加者であることを名乗る必要はありません。現地集合・現地解散・鑑賞後に感想を話し合うなんてこともなし! 要は、ただ映画を観に行けばいいだけです。みなさん、ふるってご参加を!