ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

エリー・ゴールディングが一歩前進

長~い間60位台付近を彷徨い、20週を越えてからガンガンと上昇を始めたエリー・ゴルディングさん、31週目にしてついに4位へ突入しました。どこまで上がるんですかね~上にいるのはケイティ・ペリー、マルーン5、カーリー・レイ・ジェプセンの3組。カーリー・レイは予想外の大ヒットでナンバー1記録を更新中です。でもそろそろ息切れしてくるころかな? マルーン5も同じく。この曲、1位になるかも! と思ってましたが、ここまで連続2位を続けるとちょっと厳しいんじゃないかな~と思います。ラジオ・エアプレイと売り上げ枚数そのものは好調のようですが、ダウンロードが落ちてきているようです。
そして12位に初登場がジェイソン・アルディーンさんの TAKE A LITTLE RIDE" 。ここ最近のカントリーの方の中ではナショナル・チャートでヒットを飛ばしまくりの方です。ヴァース部分がラップ調だった(実際シングルにはリュダクリスをフィーチャーしてます) "DIRT ROAD ANTHEM" の印象が強くて、クロスオーバーな感じのカントリーをやっているのかと思いきや、結構正統派のカントリーの方ですね。ファン.の新曲も順調に順位を上げて14位です。カルヴィン・ハリスとニーヨの "LET'S GO" も20位に入ってきましたね。前作は惜しくも12位で止まってしまいましたが、こっちの曲ではトップ10入りできるかな? ハヴァナ・ブラウンさんもここにきて一気に8ポイント上がって今週は27位。この人も結構長い間40位前後をうろついていたので、17週目の急上昇です。そして久々のノー・ダウトの新曲、"SETTLE DOWN" が初登場。"SETTLE DOWN" と言われるとキンブラちゃんの曲を思い出しちゃいますが、全然違う曲です。でもこのノー・ダウトの曲も好き。今週34位です。そしてアレックス・クレアさん。やっぱり上がってきましたね! 先週の45位から10位上がってトップ40入りしました。グループラヴもついに50位の壁を突破し48位です。そして78位にはキラーズの新曲も入ってきましたよ! もうすっかり中堅バンドですが、どこまで上がるかな? 95位に初登場のデイヴ・マシューズ・バンドの "MERCY" は、シンプルで良い曲ですね。長いことやってるミュージシャンの底力とでも言うんでしょうか、静かに始まってどんどん盛り上がっていく流れが素敵です。エド・シーランは上がってないですね~上がらないかなぁ。
 
 
初登場してからの4週間ほど、マッチボックス・トゥウェンティの "SHE'S SO MEAN" が70位台を浮遊しています。当たり前ですが昔とは音楽性が全然変わっていますね。年も取ったし、時代も変わったし、当然と言えば当然なのですが。ロブ・トーマスの歌い方も全盛期とは全く変わって、所々「これホントにロブ・トーマス?」って聞きたくなりました。なんか淋しいような、変な感じです。別に昔の彼らの大ファンだったわけではないのですが、自分が中学生か高校生だった頃の物が、当時とは姿を異にしているのを見るのはなんとも物悲しいというか、胸がキュッとなるというか。変化は大好きなはずなのにね。
そして当時のアメリカン・ロックバンドはみんな男臭かったということが、今と比べるとよく分かります。土臭いというか、埃っぽいというか。汗っぽいというか。今はみんなお風呂に入って無精ひげなんかもあんまり生やしてなくて、お肌スベスベな感じ(音の質感が、ってことです)。草食系男子という言葉が生まれて久しいですが、全世界的に男子の草食化は進んでいるのかもしれません。男臭すぎるのがどうも苦手なので、好みの問題で言えば、私は最近の流行りのような音楽の方が好きなのです。時代が移り、「何かが動いている」のを見ることは大好きです。それなのに、「あぁ今はもうあの時代ではないんだなぁ」とノスタルジーも感じてしまいます。10~15年くらい前の物っていうのが一番古く、ダサく聞こえると思うんですが、2000年前後という時代がもうすでにそんなに昔になってしまっているということに驚きを禁じえません。
例えば、イマジン・ドラゴンズなんかは出てくるのがあと12、3年早かったら、絶対にマッチボックス・トゥウェンティやサード・アイ・ブラインドクリードバーティカル・ホライズンのような音楽をやっていたと思うんです。彼らの姿形を見ている限りでは。とにかく、男っぽい。だからつい「おい、お前ら、こんなヤワな音楽やるタマじゃねーだろー」と突っ込みを入れたくなってしまうんです。変化が大好き、動かなきゃ見てても楽しくないとか言ってた当の自分の感覚が、高校生の頃のままで変わっていないことに自分でビックリ。思いもよらないところで、思いもよらない自分の姿を見てしまうとしばらく脳味噌フリーズしますね。年を取るっていうのがどういうことなのか、ちょっと分かった気もします。こういった感覚は、訓練してればある程度は何とかなると思いますが……。
 
 
ところでゴティエさんに対する日本の反応が薄くてもうビックリなんですけど。なんなんですか、あの売り上げ枚数。いいとも出たり結構積極的にメディアにも出てたと思うんですけど、なんなんだろな~ホット・シェル・レイとかめっちゃ売れてるのにね。謎だわ。でもこれも、来年もしもゴティエがグラミーにノミネートされたり、あまつさえ何か賞を取ったりしたら変わるんでしょうね。アデルですら日本のチャートで一番上がったのが今年の2月ですから……。