ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

今週のビルボード・チャート / エリー・ゴールディングさん!

1位は先週と変わらずカーリー・レイ。2位がなんとここに来て順位を上げたマルーン5の "PAYPHONE" 。そしてケイティ・ペリーは先週と変わらず4位。ここがちょっと意外でした。5位にはリアーナが迫り、この2人でこの先のトップ争いをするんじゃないかと思いますが、マルーン5の勢いがアルバム発売効果じゃなければ1週くらいはペイフォンが1位になるかもですね。
そしてなんとエリー・ゴールディングさんが6位です! 一気に6ポイント上げてきました。やったね! デヴィッド・ゲッタも順調に上がって今週12位。ファン.の "SOME NOIGHTS" が32位、カルヴィン・ハリスとニーヨの "LET'S GO" が35位、ハバナ・ブラウンの "WE RUN THE NIGHT" が38位、ワン・ダイレクションの "ONE THING" が39位と結構今まで40位圏外をうろついていた曲が一気にぽぽんと上がってきていて、見応えがあります。マルーン5の "ONE MORE NIGHT" が42位に初登場してます。私は "PAYPHONE" よりもこっちの方が好きかな。思いっきり夏の歌ですな~。そしてグループラヴの "TONGUE TIED" が57位に上がってます。毎週ちょっとずつですが上がってきてますね。個人的にはアレックス・クレアさんの "TOO CLOSE" も結構好きな感じです。これはこれ以上は上がらなさそうな感じですが……(エリー・ゴールディングの例もあるから何とも言えませんけど)。今までの最高位が48位。ここんとこまた上がってはいますがね。あと、M83もいい感じです。エレクトロはもう終わりだと思いますが、私にはどうしても抗えない音のラインがあって、M83はそんな感じ。エレクトロミュージックに関しては、ヨーロッパ勢がやっぱり強いですね。
いやー、それにしても、非・アメリカ人の多いこと。気になる人しかピックアップしてませんけど、別に最初にアメリカ人とそうじゃない人をより分けてるわけではないんですよ。ただ、気になる人を調べてみたらイギリス人だったり、フランス人だったりってことが多い。
 
そしてゴティエさん。もう一曲ヒットが欲しい! ファン.は2曲目来たし、ネオン・トゥリーズも新たな曲がトップ30入りしてるしさ~。次のアルバムからのカットに期待なのかなぁ。「あの人は今」みたいな感じになって欲しくないし、彼を消費しつくさないで欲しい。ヒット曲を、とまでは言わないから忘れないで~!
ただ、ゴティエってオーストラリアやベルギーでも最近成功したんだとちょっと前まで思っていたのですが、曲ごとに各国のチャートを調べてたら、ベルギーでは何年も前からシングルが流行ってたみたいなので、そこら辺はちょっと安心かな? たぶん、大成功、って感じではなかったと思うんですけど、少なくとも土壌はある感じ。ずっと勘違いしてました。今までアーティストのディスコグラフィーページでしか見てなくて、そこにはベルギーでチャートインした旨が更新されてなくて、てっきりスポイルされていたんだと思っていたのです。が、曲単位のウィキのページを見ると前作 "LIKE DRAWING BLOOD" からのシングルが結構たくさんトップ10に入っていて、そうなんだ、と。受け皿がちゃんとあるなら安心して見ていられるし、これからも活動を続けてもらえますね。よかったよかった。
 
 
ザ・ヴォイスのセカンド・シーズンを観終わって、何となくファイアナリストの経歴を調べていたらビックリ。ジュリエット・シムズちゃんはオートマティック・ラヴレターのボーカルの子だったんですね。
オートマティック・ラヴレターは、去年あたり日本のレコード会社やCDショップが結構頑張って売っていた記憶があるので、何というかショックでした。わりとCDも売れていたと思うんですが……。本当に去年、わりと大々的に売り出していたバンドなのに、CDが売れないとなったら次の年にはもうオーディション番組に出ないといけなくなるって、どんだけ厳しいんだよアメリカの音楽業界は。
ザ・ヴォイスUKの方にも「うわ、厳し」ってエピソードがあって、そっちもちょっと怖くなりました。
10年くらい前に活躍していたファイヴってボーイバンドがあるんです。イギリスではトップクラスに売れていたバンドでした。日本でもその筋では結構知名度があったんじゃないかな。で、そこのメンバーだった人がもう一度歌手活動をするためにブラインド・オーディションを受けたんですが、コーチ陣が誰も振り向いてくれず、結局敗退。これって、コーチ陣はどういう気持ちでこの事態に臨むんですかね? トム・ジョーンズ御大は御大だからいいし、ウィル・アイ・アムはアメリカ人で全盛期のファイヴがどんなものだったか知らないだろうからいいとして(ファイヴはアメリカでもシングルヒット出してますけどね)、ジェシー・Jとデニー・オドナヒューは? 彼らはまだキャリアも浅い方だし、いくら今自分が全盛でも、ほんの10年前に全盛期だった人のこの状況を見てどう思うんでしょう? ジェシー・Jなんか、初めて行ったライヴがファイヴのコンサートだったらしいのに、振り向いて彼の顔を見ても誰か気づいてませんでしたからね。私だったら恐ろしくてたまらなくなります。やっぱ西洋のショービズ界って恐ろしー! と思ったのでした。