ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

半径5メートル 第3話『私はこれを捨てられません』

今週も面白かったな~

 

宝子さんの過去がこれから描かれていくのかな。あぁいう流れは実はあまり好きではないのですが、宝子さんが魅力的だからまぁいいか。

 

以下、感想というよりかは自分語りなので興味のない方はスルーしてください。

 

お話の主題とはかなり逸れますが、無人島に持っていくもの、捨てられないもの、自分だったらなんだろうと考えました。

生活必需品以外でって制限をつけるとなんだろう。あとこういう妄想をするときは子供関連のこともひとまず脇に置いておきたい。

思い入れのある本とかはそりゃああるけど無人島に持っていくたった一つに入るかと言われると少し悩みます。価値のあるCDも持ってるけど無人島じゃあなぁ。

 

思い出の品もあんまりない。うちの実家は引っ越しが多く、何だかんだで削ぎ落としていくスタイルだったため「小さい頃の思い出の品」的なものは実家にはありません。そもそも今の「実家」は私が育った家ではないですし、その「私が育った家」も9歳から18歳までの9年しか住んでないのでそもそもそこにも本当に小さい頃のものはすでになかったという。両親は終活の一環でその家もすでに手放していて、その際私の部屋にあったものはほぼ全て今住んでいる家に引き取りました。

あ、ちなみにダイニングテーブルは足が壊れたとかで最近捨ててました。

 

今手元にあるもので絶対に替えが効かない、私だけのものってなんだろう。

 

家をぐるりと見回してみて、やっと見つけました。

 

5歳くらいの頃に曾祖母と作った絵巻物。

 

曾祖母は5年ほど前に104歳で亡くなったんですが、私は彼女にめちゃくちゃ可愛がってもらっていました。子供と遊ぶのがとても上手い人で、ひ孫たちそれぞれと相手に合ったやり方で遊んでくれました。

5歳くらいの頃は切り絵をよくやっていました。理想の里山風景みたいなものを折り紙を使って紙にペタペタ貼って2人でたくさん作りました。曾祖母はそれらの作品をテープで繋げて1つの長い巻物のような絵にしてくれていて、それをずっと大事に保管してくれていました。大きくなってそういう遊びはしなくなってからも、曾祖母の家に行ったら時々見せてもらっていました。

曾祖母が亡くなった後にその巻物を貰って来て、子供が産まれるまではよく見返していました。

 

反対に、ドラマのように偶然手にしたものでそれが大事なものだったって言うのは何があるかな……。

こちらも結構真剣に考えてみました。

偶然手に入ったのとは少し違うかもしれませんが、私は今の夫との生活を何かしら腹を括ったときに手に入れていることに思い至りました。

 

夫とは私が押して押して付き合うに至りました。が、中々首を縦に振ってくれず付き合うまでに1年くらいかかりました。もうこれ以上押しても意味ないのかな~と悩み始めたときに

・仕事の契約が切れるのに次の職場が決まらない

・そんなときだと言うのに母が厄介な病気にかかる

という結構重い悩みごとが2つも持ち上がって来ました。ここに「上手くいかない恋愛」もくっついてたんですが、正直悩みを3つも持ちきれませんでした。なのでどれか1つを捨てることに決めました。

「仕事、母の病気、恋愛」の中でどれを捨てるかは考えるまでもありませんでした。取り敢えず決まっていた次のデートが終わったらもう自分からは何もアクションを起こさないことにしました。落ち着いたら取り出してみてまだ好きかどうか考えればいいやと。

そしたらそれまでは基本私からしかアクションがなかったのに彼から初めて「次はいつ会う?」って聞かれたよね。そんでその「次」が来る前にもう付き合ってたよね。男の人は決断したらホント早いね。

 

結婚も似たような感じでした。付き合い初めたころに結婚をどうするかで揉めました。その後色々悩みながらできることを頑張っていたらどんどん2人の関係が良くなっていきました。

そして「こんなにちゃんとお互いに努力して関係を良くできたのは初めてだし、結婚出来ないくらいでせっかく2人で構築した関係を捨てるのはもったいないなぁ。もう結婚できてもできなくてもいいや」と腹を括ったときにプロポーズしてもらいました。

 

捨てることで得るものもある! なんて声高に言いたくはないんですが(あまりにミニマリスト的な考え方は合わないので)、でも執着してると見失うものもあるよなぁと思った次第です。そして今の生活は捨てられないよね。

 

なんか何の話か分かんなくなってきましたのでもう寝ます。

 

おやすみなさい。