ジョン・ル・カレ原作で、デンマークを代表する映画監督、スザンネ・ビアが監督を勤めたドラマシリーズ。
第3話まで視聴しました。
とってもジョン・ル・カレな作りで、あんまり集中力のない今観るべきじゃなかったと激しく後悔しています。ものすごく丁寧に作ってあるので、この状態で観るにはもったいない。
一回視聴を中断しようかなと思っています。
ル・カレ作品の魅力は一個一個レンガを積み上げていくような作りにあって、それを見事に回収していく様もとても読みごたえがあるのです。かなり苦いオチが待っていることも多くて、それもまた魅力です。
で、作品の全体像を表現するには2時間の映画では足りないので、前8回のドラマはちょうどよいのではないかと思います。
ただ、話が動き出すまでに時間がかかるのもル・カレ作品の特徴の一つなので、集中力がないときには結構かったるかったりします。
実際、今同じくル・カレの『影の巡礼者』を読んでいるのですが、短編集(みたいなもの)であるにも関わらずなかなか先に進みません。
今、やっと目的がハッキリし、潜入するところまで行きました。
主人公のトムヒは美しく、ヒュー・ローリーは飄々と悪いやつをやっていて役者陣もいい感じです。
個人的にはヒュー・ローリーの疑い深い側近をやっているトム・ホランダーがいいなと思っています。キャラ的にこの人こそどっかの諜報機関のエージェントでもおかしくない感じ。誰が敵で誰が味方なのか分からないスパイものとしてはこういうキャラは美味しい存在ですね。
うーん、置いといたら次に観れるのはいつか分からんしなぁ。
悩むなぁ。