第二回もよかったなぁ。
今回はひとつのテーマにカムアウトのことがありましたね。
今回マイクと弥一にカムアウトに来た一哉くんは、あんなふうに絶対に受け止めてくれる大人にカムアウトできて本当に良かったと思います。子供はやっぱり大人に守られるべきだと思うし、ああいう風に最初に温かく受け入れられた記憶は後々の宝物になると思うのです。「悪影響」なんて言葉で遠ざけては、それこそ子供に悪影響を及ぼすと思います。
以前に私が描いた記事(こちら→https://blogs.yahoo.co.jp/championshipvinyl_holloway/37393533.html)で言いたかったことをそのまま映像にしてくれた感じで、ラマでこういうのをやってくれるのはありがたいと思います。
野間口徹さんが演じるカトやんは涼二とどういう関係だったんでしょうか。
あの感じだと元カレだったのかな。それとも親友だったけど、涼二のカムアウトを聞いて拒絶してしまって、すごく後悔してるのかな。
拒絶された側の傷はもちろんですが、拒絶してしまった側にも傷は残るものです。
個人的にはマイノリティ(セクシャルだけではなく人種や国籍なども含めた意味合いでの)に対する差別の結構な割合が、「相手のことを知らないから」起こるものだと思っています。相手を個人として見るようになれば、重要なのはセクシャリティや国籍や人種ではなく、結局のところその人自身がどういう人かということに尽きると思うのです。
『マイ・ネーム・イズ・ハーン』というインドとアメリカの超名作合作映画があるのですが、ハーンのお母さんは、幼いハーンに
「世の中には二種類の人間しかいないの。いい人間と、悪い人間。それだけよ。」
と教えるのですが、本当にその通りだと思います。
マイクは、どこからどう見ても愛に溢れた優しい人間です。
条件ではなく、その人そのものを見れる世の中になればいいですね。
なかなか、難しいんだろうけど。