ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

イボを取った

※今回、手術の描写がありますので痛いのが苦手な方は読まずにスルーしてください。

 

 

私の下腹部にはイボがありました。

母によると生まれつきではないらしいですが、それでも小学生のころにはすでにあったので30年くらいはそのイボと付き合ってきました。見た目的には飛び出た黒子って感じで、中身はなくシワシワでした。サイズも小さくて直径5mmくらい。

 

で、この小さいイボ、普段は別に何ともないんですがなんかの拍子にこすれると滅茶苦茶痛かったのです。うっかりお風呂上りにタオルでザリっとやってしまったりしてちょいちょい悶絶しておりました。ズボンやスカートでこすれる位置じゃなかったのがせめてもの救いでした。

が、子供が生まれたらまぁ引っ張る引っ張る。引っ張られても痛いのよ。しかもちょうど奴の目線の高さにあるもんだからお風呂の度に攻防戦を繰り広げることになりました。

 

で、度々悶絶している私を見ていた夫がイボの切除を提案してきたのです。

なんでも最近は液体窒素だか何だかで凍らせてポロっと取れちゃうみたいな感じで切除できるらしく、それなら大して痛くないだろうしYOUやっちゃいなよ! みたいなノリで勧めてきました。

 

イボを取るとかそんなこと考えたこともなかったんですが、夫がめちゃくちゃグイグイ来るので「そんなに言うならやってみっか」と皮膚科の門をたたくことにしたのです。

 

まぁサラっと調べてみたら近隣にはその液体窒素で取る方法を採用してる病院はなかったんですが、せっかく取る気になったんだしもうやっちゃおうということでHPに「イボ切除」って書いてあった皮膚科に行ってみました。

行ってみたらめちゃくちゃフランクな感じで「薄いし中身入ってない(!?)ね」「じゃあ取っちゃおうか」と言われ、まさかのその場で、椅子に座ったままで手術が始まりました。

 

ドクターが「麻酔塗るけどちょっと痛いからね」とか言いながら麻酔を幹部に塗ったかと思ったらおもむろにピンセットでビヨーンと引っ張られ「いてー!」と思った次の瞬間、ハサミでジョキンと根元から切られました。

 

手術時間、7秒くらい。麻酔のおかげか大して痛くもなかったです。ぶっちゃけ切られた瞬間よりもピンセットで引っ張られたときの方が痛かったです。

 

抗生物質と化膿止めの塗り薬をもらって帰宅。皮膚科なのに空いてて病院に滞在してたの薬貰うまで含めても10分くらいでした。しっかりガーゼとテープで止めてもらったのでその後特に痛くなることもありませんでした。

当日はお風呂禁止で、翌日からは優しく洗ってくださいと言われたのでその通り実行。

ガーゼはがした瞬間から痛くてビックリ。空気に触れるってすごいんですね。石鹸も痛かったよ。でもそこには当然、あのイボはもうないのでした。

 

グッバイ、私のイボ。もうお前に気を使って体を拭く必要はなくなったのだ。

でもなんかやっぱり自分の体の一部が無くなるというのは例え小さなイボであってもちょっと切ない気持ちにもなりました。医療費の明細見たら「腫瘍切除手術」って書いてありました。そうか、アレはイボじゃなくて腫瘍だったのか……7秒で切除できたけど。

 

今は治りかけで痒いです。早く全部ふさがれ。

 

一つだけ後悔してるのは切ったイボを見せてもらわなかったこと。あの中身がどうなってたのか(「薄いし中身入ってない」とか言われたし)割と気になります。