ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

ヴィンセント・ジョウとJoji ジョージ "Slow dancing in the dark"


【町田樹解説】ヴィンセント・ジョウ(Vincent Zhou) 2019 CaOI EX

 

こんなところでJoji 。

いや、使われてることは前から知ってたんです。でもJoji の名前だけで検索してたら出てくる映像がロシアかどこか全く理解できない言葉の国のTV映像だったのでスルーしてたと言いますか。

ふとスケーターの方の名前で検索すれば日本で放送されたものが見れるんじゃないかと思い検索してみたらば出たよね。

 

いや、確かフィギュアって選曲にも言及されたりするよな~と思ってね、日本のテレビでどんな風にJoji が紹介されているのかすごく気になったんです。

 

アナウンサーさん、普通に「オーストラリア系日本人」って言ってたね。町田樹さんは「メロウな曲調とどこか苦悩が感じられる歌声」と表現してますね。そしてヴィンセント・ジョウ選手がパフォーマンス後のインタビューで「この曲はお気に入りで大好きな曲です。このプログラムに僕のすべての感情を注いで滑りました」と言ってますね。こういうのって嬉しいね! なんかね! 知り合いでも何でもないけどさ! 一ファンとして嬉しいわ~

 

そして不純な(?)動機で見始めたこちらのパフォーマンスですが、さすがに世界選手権で銅メダルを獲得する選手なだけあって繊細かつとても美しい、曲とも合った退廃的でセクシーな見ごたえのある演技でした。ヴィンセント・ジョウ選手ご本人がとても美しい男性だしね。

 

そして町田樹さんのとても上品で丁寧で的確なコメントも良かったです。喋りすぎなんてこともなく、選曲や衣装について語られていました(もっと上半身に気を使った方が良かったのでは? とのこと。ここはMVに従ってタキシードのサテュロスのイメージでも良かったのかもネ!)。視点が非常に俯瞰的と言いますか、全体の構成に関して分析されていたのでご本人が今は振り付けをしてるのかなぁと思ったらなんと学者さんになっていました(振り付けもされてるみたいです)。お話のしかたが本当に上品で頭も良くてしかもフィギュアスケーターとしてもトップクラスで、こんな王子様みたいな人が存在するんだなぁと思いました。