ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーをダブル主演に据えたダニー・ボイルの『フランケンシュタイン』。どちらのバージョンも観終わったので、感想を書こうと思います。
思うのはまず、原作読んどくべきだったー! ってことです。持ってるのに読んでなかったんですよ。大後悔ですよ!
お話そのものに衝撃を受けすぎて、どっちがどうとか全く考えられないんです。
衝撃度はベネディクト・カンバーバッチがフランケンシュタイン博士、ジョニー・リー・ミラーがクリーチャーのバージョンの方が強いんですけど、最初に観たんだから当たり前、だと思うんですよ。
とにかく演技合戦とかそんなことよりも、ストーリーが凄すぎて、正直どっちがどっちとかもうどうでもいい……。
って感じです。
人間のエゴとか、嫉妬心の恐ろしさ。心に痛い部分をメチャクチャに刺激されました。
一番強く捕まれてるのは、フランケンシュタイン博士が完成しかけのクリーチャーの花嫁を目覚めないようにしてしまうシーンです。そのシーンの直前に博士が自分の道徳心と戦うシーンが入ってはいるんですが、あの行動の動機はどう考えても嫉妬にしか見えませんでした。
で、この嫉妬心、「ズルい! ズルい!」って人を見て思ってしまう心が、いまの自分には死ぬほど痛いんですよ。
でも嫉妬心は身を滅ぼすのだね……
うぅ……
どこまでが原作通りでどこからが舞台オリジナルの解釈なのか、まだ分からないので何とも言えないのですが、こんなお話書いちゃう19歳女子ってどんな子!?
さぁ、原作を読むぞ~!