ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

アカデミー賞ノミネーションと結果予想。

今年もついに発表されました、アカデミー賞のノミネーション。
 
結果のリンクを貼っておきます。
 
作品賞
 
主演男優賞
 
主演女優賞
 
監督賞
 
その他の賞(助演男優・助演女優賞も「その他」扱いなのね……)
 
 
今回、ゴールデン・グローブでもそうだったのですが、"THE BUTLER" がなぜか総スカンを食らっていますね。興行収入も良かったし、賞レース受けしそうな内容なのになぜ? ちょっと前までフォレスト・ウィテカーの主演男優賞とオプラ・ウィンフリー助演女優賞へのノミネートは確実! とか言われてたのにね。大人の事情って奴でしょうか。
 
作品賞は何になるんだかサッパリですね。『それでも夜は明ける』か『アメリカン・ハッスル』になるのかなぁ? でも『ゼロ・グラビティ』の可能性もあるよね。全く読めん。
 
主演男優賞はマシュー・マコノヒーで決まりなんだろうなぁ……。クリップを観る限りかなりいい感じなので納得なのですが、分かり切ってる感があるのがちょっとつまんないかな。個人的にはチュイテル・エジョフォーさんに獲って欲しい気持ちもあります。チュイテル・エジョフォーOBE。カッコいいね。ブルース・ダーンもいい感じなんですけどね。いかんせん地味ですよね。でもこの『ネブラスカ』って映画、すごくおもしろそう。個人的にアレクサンダー・ペイン監督の映画ってオチが気に食わないものが多いんですが、これはどうなんだろう?
 
主演女優賞はエイミー・アダムス以外全員オスカー獲得経験アリですね。エイミーが獲るのが一番きれいだと思います。持ってる人ばっかなんだし。でも、愛しのケイト・ブランシェットが持ってるのは助演賞……。主演女優賞に値する女優さんだと思うので、獲ってほしいなぁ……。大穴はサンドラ・ブロックでしょうか。すごく良かったみたいだしな~
 
監督賞は……これもわからん! ゴールデン・グローブ通りアルフォンソ・クアロン(キュアロンじゃないのヨ! ホントは!)かなぁ……。でもここんとこデヴィッド・O・ラッセルもすっごく強いので分かりません。個人的にはスティーブ・マックイーンに行ってほしいんですが……。
 
助演男優賞ジャレッド・レトで決まっちゃってるよね。キャラがすっごくおいしいし、それだけじゃなくてすごくいい感じだから。これはアレです。この役でオスカー獲れなかったら、ジャレッド・レトはもう獲れないと思います(ゲイリー・シニーズas『フォレスト・ガンプ』のダン中尉とか、グレッグ・キニアas『恋愛小説家』のサイモンみたいなもん)。ジョナ・ヒルはそのうち獲るだろうけど今じゃない気がする。なんとなく。バーカッド・アブディさんも、この先どんなキャリアになるか、ですね。これも結構特殊な役だし。この人だけ映画スターではない人なので、未知数なのですよね。ブラッドリー・クーパーはほっときゃそのうち主演賞を獲るでしょ! いま貰わなくてよし! マイケル・ファスベンダーもそのうちなにか貰えるはずだと思う。この役でもいいけど……やっぱジャレッドにあげましょう!
 
個人的に一番面白い結果になったのが助演女優賞です。
サリー・ホーキンスさんはマイク・リーの『ゴー・ハッピー・ラッキー』しか観てないのですが、ものすごくインパクトのある女優さんです。普通の人の役をやってるのにインパクトがあるって相当ですよね。ジェニファー・ローレンスは今回も受賞したら2年連続でオスカー獲得になります。それはそれで面白い。実際すごくよさそうな感じだし。ルピタ・ニョンゴさんは才色兼備な方ですね! 彼女もこれからどんどん出て来るんじゃないかなぁ。いまはオスカー獲得にはまだ時期が早いかな? って感じですね。
 
あとはー、う~ん、あ、『風立ちぬ』がおめでとうございますですね。でも今回は『怪盗グルーのミニオン危機一髪』か『アナと雪の女王』のどっちかになるんじゃないですかね。興行収入面だけで見れば、なんですけど。どっちも2013年にモンスター的な数字を記録してます。
 
長編ドキュメンタリー部門の『キューティー&ボクサー』、受賞して欲しいですけど、ここは『アクト・オブ・キリング』かなぁ……。知らなきゃいけないことだし、試みとしてもすごすぎるので。