ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

お題でブログ書くのは初めてですが、ここんところ諸々サボってるので文章を書いてみようかなと。

 

「大人になったなと感じるとき」ではなく「年を取ったなと感じたとき」の話ですが。

 

イギリスにコールドプレイというバンドがいます。押しも押されぬ人気バンドですね。

彼らは私が高校1年生の頃にデビューしました。初めて聞いたのはテレビで "Yellow" のビデオが流れていたときでした。『Billboard Top 40』だったかな。

で、私はこのビデオの虜になりました。曲じゃなくて、ビデオの方に。

内容はとっても単純で、男の人(ボーカルのクリス・マーティン)が夜の浜辺を歩いているうちに段々夜が明けてきて朝になるというもの。

 

これです。このビデオ。録画できてたので結構繰り返して見ました。

 


Coldplay - Yellow (Official Video)

 

今見てもやっぱり好きです。

 

まぁ繰り返して見たと言っても何年もそうしていたわけでもなく、新しいビデオは日々発表されているわけでこのビデオのことは忘れていきました。もうどのテープに録ったかも忘れてしまったし。

 

時は流れ私が大学3年生の頃にYouTubeと言うものが開発され、一瞬で私の生活に欠かせないツールとなりました。

 

(余談ですがYouTubeのサービスの提供が公式に始まったのが2005年の12月15日。で、YouTubeなる動画共有サイトがあることを教えてくれたのが当時の彼氏なんですがこの人とは2006年1月の末ごろに関係が悪化してろくに話もしないまま別れています。なのでサービスがリリースされてからわずか1ヶ月強の間に大してネットに強くもない、自ら情報を集めているわけでもない私のところまで情報が到達していたということになります。それだけでも、YouTubeが当時どれだけの衝撃を持って世の中に受け入れられたかということが分かりますね)

 

閑話休題

 

で、YouTubeを知った私は毎日のように動画あさりをするようになりました。が、当時はどちらかというと新しいものを探すことが中心で、過去のヒット曲とかにはあまり目を向けませんでした(まぁそもそもYouTube黎明期でそこまでコンテンツも充実してなかったし)。

 

25歳のころ、ふと思い立って高校生の頃に好きだったものを見返すことにしました。ブリちゃんとか。クリスティーナ・アギレラとか。そうこうしているうちにコールドプレイの "Yellow" のことも思い出し、見てみることにしました。

10年近くぶりの "Yellow" 。男の人がただ歩いてるだけなのにいいビデオなんだよな~とか思いながら再生をクリックしました。

 

そしてそこに映っていたのは

 

浮わついた感じで浜辺ではしゃいでる男の子

 

でした。

 

え、ちょっと待って、え、ちょっと、ねぇ? 誰あのフワフワした子。大人の男の人が波打ち際を歩いてるんじゃなかったっけ? え? はしゃぎすぎちゃう? ほっぺた赤すぎちゃう?

 

と思いました。そう、ビデオの中のクリス・マーティンの年齢をとっくに通り越していた私にはもはや海辺の彼が子供にしか見えなかったのです。

 

年……取ったんやな……。

 

と、この時しみじみ思いました。

 

何でこんなことを書こうと思ったのかというと、お正月に2005年の『ごくせん』を見ていて、谷原章介さんがあんまりにもツルツルピカピカの若者だったことに衝撃を受けたからです。2005年当時は大人の男性に見えてたんだけどな~