久しぶりにビルボード・チャートに関して!
まさかビルボードのトップにマーク・ロンソンの名前を見る日が来るとは思いませんでした。
ソングライターとしてなら全然アリですが、筆頭アーティストなんてね。
一個前のアルバム を持ってるんですが、全然チャートフレンドリーな感じではなかったのですよ。
やりたいことやりました! って感じで。
この "Uptown Funk" って曲はブルーノ・マーズ効果もあると思いますが、ほかの曲もかなり売れそうな感じでした。
久々にシャバに戻ってきたミスティカルをフィーチャーした "Feel Right" とか最高です。
EDMが隆盛を極めたおかげか、パソコン1台でできることが多くなったおかげか、最近は以前なら「プロデューサー」の位置にいたであろう人が前面に出てくることが多くなってきましたね。
たとえば私はブリトニー・スピアーズの "Black Out" ってアルバムが好きなんですが、あのアルバムはブリトニーではなくプロデューサーのアルバムだと思ってます。ブリちゃんはゲストボーカリストって感じ。別にこれ歌うのブリちゃんじゃなくてもよくね? 感があるというのですかね。
今ならたぶんプロデューサー名義でカットされ、フィーチャリング・ブリトニー・スピアーズとなると思います。
アヴィーチーだってデヴィッド・ゲッタだって、昔なら筆頭アーティストとしてクレジットされることは恐らくなかったでしょう。プロデューサー扱い。
時代は変わる。面白いですね。
そして2位にはなんとエド・シーランの "Thinking Out Loud" !
ついにここまで来ました。1位も夢じゃないですね。
今回のエドはソウルへのリスペクトが垣間見える曲ばかりですね。
"Sing" ではファレル先生に来てもらってたし、"Don't" にはヒップホップの名曲がちょこちょこ顔を出していたし、この "Thinking Out Loud" はマーヴィン・ゲイの "Let's Get It On" を基調とした作りとなっています。
その他、個人的に好きなのは25位のミスター・プロブス(でいいのかな?)の "Wave"。オランダ出身のアーティストです。恐らくは終わった恋の歌。すごく哀愁のただよう曲。ドイツ人のDJ、ロビン・シュルツさんがリミックスしたバージョンが受けている模様。
この、ロビン・シュルツさんによるリミックスとオリジナルとでは別の曲くらいの違いがあります。
私はリミックスのほうが好きやもしれません。
そしてヴァンス・ジョイさんはついに30位まで登ってきました。
ずいぶん長いことこの辺をウロウロしてるし、これ以上はなかなか上がらないかもしれませんが、もちょっとくらい粘って欲しいところ。頑張れー!
47位まで上昇してきているのはリリーウッドとロビン・シュルツさんの "Prayer in C" 。去年フランスで大ヒットした曲です。アーティスト名の中にロビン・シュルツさんが入ってますが、これもそもそもリリーウッドの曲だったのをシュルツさんがリミックスしたものです。こちらは上昇に勢いがあるし、全世界的にヒットしたものなので(曲そのものにも独特の哀愁が漂っています)、結構いいとこまで行くんじゃないかなと予想しています。
ただ、「サビのない曲」なので、その部分がネックかな。サビがないってゆうか、サビに当たる部分に歌がないってゆうか。
シンガロングできるサビってのもヒットには大きく影響しますからね~
でもいい曲なので、ぜひ一度聞いてみてください。
個人的に今一番キャピキャピしているのは、74位のウォーク・ザ・ムーン "Shut Up and Dance" です。70位台を上がったり下がったりなんですが、たぶんもうちょっと上まで行くと思います。
ウォーク・ザ・ムーンは3年くらい前に "Anna Sun" って曲がロックチャートで結構いいとこまでいって、それが代表曲です。
で、こういった代表曲を超える曲を作れるかどうかってのがバンドが成功するかしないかのキモになってくると思うんですが、見事にやってのけましたね。"Anna Sun" よりもよりキャッチーでキラキラしてて、完成度が高いと思います。
そのほか、カニエ・ウェストとポール・マッカートニーの異色コンビなど、気になるものが満載です。