ちょっと節穴 / A little bit blind

ドラマや映画、音楽について書いてます。時々本も。A blog about dramas, movies, and music. Sometimes books.

奨学金破産は学費の問題ではないらしい

この記事↓を読んで思ったことなど。

結論から言うと、進学前に親と子供でどのように進学するかをじっくり話し合うことが必要、なんでしょう。



読んだのはこちらの記事です。


http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111168/022800002/



う、うん、そうなんだけどさ。



じゃあ田舎出身者はどうしたらいいんだろう?



下で説明してもらえるのかな。



でも、奨学金問題が学費の問題ではなく生活費の問題なんだという指摘は確かに! と思います。


自分が田舎出身なので本当に実感しますが、都会に生まれたか田舎に生まれたかではっきりと人生に差が出ます。田舎に住んでいると本当に選択肢が少ない!




私自身は三重県出身ですが、父が大阪市出身で職場も大阪だったため選択肢という点でかなり恵まれていました。しかし、先祖代々一族郎党本当の田舎に住んでいるような場合、どうしたらいいんでしょうか。




例えば通信制の大学を使うというのも一つの手かと思います。




例えば、慶應義塾大学


文系の一部学科に限定される上に、年に何度か登校しなければいけませんが、通信教育で学位を取得することができます。中学校・高等学校の教員免許も取得できます。


三田のキャンパスに通うと1年間の学費は一番安くても85万円です。


しかしこれが通信課程になると4年間で61万円です。


凄いですよね。1年の学費よりも安く卒業までできてしまう。


ただ、通信課程を卒業するのは本当に狭き門のようです!


勉強漬けの日々を送ってやっとやっと卒業。




ただ、それが本来の大学生の姿ではあるんですけれどもね。



これなら田舎に住みつつ、学歴を得ることもできます。



ただ、課程の性質上設置できる学科に制限があるのがネックでしょうか。理系に進みたい子は無理ですし(秋田大学理学部には通信講座がありますが、ここを終了しても学士になるわけではありません)。





もう一つは夜間学部に通うこと。



国公立大学の夜間学部だと、年間の学費が半分ほどになり、家計への負担もかなり軽減されるかと思います。


通信課程よりも選べる学科も多いです。



津市立の三重短期大学の法経課第二部は国公立の短大の中では全国で唯一法律・経済が学べる課程です。さらに上記のように学費が半額なので、短大で2年間みっちり学んだあと、どこかの大学に編入学して学費を押さえる学生さんもいるようです。





高校生のころからここまで考えなければいけないのは大変かもしれませんが、進学のことをどうするのか、親と一緒になってよく考えるのは大事かもしれません。